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岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

カウンセリング・オフィス岸井

コラム

上から引っ張り上げるか、下から尻を押すか

2014年7月26日 公開 / 2014年8月1日更新

テーマ:子どもとどう接すれば良いか

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

昔何かで読んだことがあるのですが、子どもに関わる治療者や支援者には2つのタイプがあるそうです。

一つは、自分は子どもたちの上にいて、子どもたちに手を差し伸べて、上にひっぱりあげるタイプ。
これはいわゆる医師や教師タイプでしょうか。
「こうあるべき姿」を子どもたちに示して、こうなってほしい、と言う願いを示すことで、子どもたちを大人に成長させていく。
「父親」によく見られるタイプかもしれません。

もう一つは、自分は子どもたちと同じ位置にいて、彼らが成長する場面でとまどいやためらいを見せた時に、そっとお尻を押して支えていくタイプ。
これはどちらかと言うとカウンセラーに多いかな。
敢えて言うなら「母性的」タイプかも。

どちらが良いかは、なんとも言えませんね。
だって、子ども自身の感じ方や向き不向き、あるいは向き合っている問題によって異なるでしょうから。

場合によってはどちらの対応もできるのが本当は一番よいのでしょう。
でもやっぱりその人の性格や向き不向きもあるでしょう。
ただどちらにしても、子どもに対して自分がどちらのタイプの対応をしやすいか、は自覚しておくが良いのかもしれません。

親も同じ。
母親が母性的に、父親が父性的に振る舞わなければならないわけじゃありませんが、
2人とも同じタイプでは、少し偏りが出てくるかもしれませんからね。

あなたはどっちでしょうか?


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