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岸井謙児プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

上から引っ張り上げるか、下から尻を押すか

岸井謙児

岸井謙児

テーマ:子どもとどう接すれば良いか

昔何かで読んだことがあるのですが、子どもに関わる治療者や支援者には2つのタイプがあるそうです。

一つは、自分は子どもたちの上にいて、子どもたちに手を差し伸べて、上にひっぱりあげるタイプ。
これはいわゆる医師や教師タイプでしょうか。
「こうあるべき姿」を子どもたちに示して、こうなってほしい、と言う願いを示すことで、子どもたちを大人に成長させていく。
「父親」によく見られるタイプかもしれません。

もう一つは、自分は子どもたちと同じ位置にいて、彼らが成長する場面でとまどいやためらいを見せた時に、そっとお尻を押して支えていくタイプ。
これはどちらかと言うとカウンセラーに多いかな。
敢えて言うなら「母性的」タイプかも。

どちらが良いかは、なんとも言えませんね。
だって、子ども自身の感じ方や向き不向き、あるいは向き合っている問題によって異なるでしょうから。

場合によってはどちらの対応もできるのが本当は一番よいのでしょう。
でもやっぱりその人の性格や向き不向きもあるでしょう。
ただどちらにしても、子どもに対して自分がどちらのタイプの対応をしやすいか、は自覚しておくが良いのかもしれません。

親も同じ。
母親が母性的に、父親が父性的に振る舞わなければならないわけじゃありませんが、
2人とも同じタイプでは、少し偏りが出てくるかもしれませんからね。

あなたはどっちでしょうか?


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岸井謙児
専門家

岸井謙児(臨床心理士)

カウンセリング・オフィス岸井

カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

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