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平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話2146《礼節の国日本から礼節が失せてきた!本当にこれでいいの?」

2022年9月20日

テーマ:マナーの心得

コラムカテゴリ:くらし

森友、加計、桜、東京五輪、統一教会・・・。

いつの世も「悪徳代官と悪徳商人」はいるもので、指導的立場にある人やリーダーや官僚や起業家が、偽りを申し、公文書を改ざんしたり、数字を書き直したりして話題になりましたが、それらは全然解決されておらず、いい加減うんざりしていた人も多いと思います。

しかしこれだけでは終わりませんでしたね。
今度は東京五輪の大規模汚職、加えて統一教会と地方も含めた政治家とのズブズブの関係・・・。

それに報道機関の在り方。

日本はいつから忖度が幅を利かし、嘘がまかり通り、モラルが崩壊した国になったのでしょうか。

国際化やデジタル化の進展のせいで日本は、確かに豊かで、便利な国になりました。
さらに平和な国であり、長寿の国で、四季が豊かな国でもあります。
世界に誇ることで、素直に喜べばいいと思います。

しかし得たものも多いのですが、国際化やデジタル化の影響でしょうか?
失ったものも多々あると思います。

個人的には人としての優しさ、慎み深さなどが非常に失せてきたと感じます。


日本人は常に相手を大切に思い、相手に敬意を払い、思いやりの心をもちつづけ、そして自分自身を慎み、謙虚な心を持ち続けたわけです。
和の礼儀作法がそれらを端的に物語っています。

和室の改まった席で扇子を前において挨拶するのもそうです。
扇子を境に、相手方が上座で、自分は下座になるわけです。

またどんな偉い人でも金持ちでも、和室で名誉にかかわる挨拶を依頼されたら、いったんは遠慮して相手に譲る「三辞三譲」の精神もしかりでしょう。
「私は常に謙虚な気持ちを持っていますよ」ということです。

さらに日本の伝統文化である茶道、華道、剣道なども「礼に始まり礼に終わる」といわれています。

これらの心が形式化され、礼儀作法となって、身分や時代を超えて現在まで受け継がれてきたわけです。

その心は随所に政治や経営の分野でも生かされてきたと思います。
つまり日本人はどんな時でも、礼を尽くす心を大切にしてきたのだと思います。

これは半端ではありません。
非常に長い月日を得て培われた、日本が世界に誇る文化だと考えます。

そもそも日本で成文化された礼儀作法は、聖徳太子が定めた「17条の憲法」で、貴族階級の心得や、和の精神の尊さを説いたものです。

時代が進み室町時代になると、武家階級を対象にした小笠原流礼法が確立され、やがて表千家と合流し、さらに広がりを見せました。

江戸時代には庶民も礼節に関心を持つようになり、武家屋敷に行儀見習いに行く人も出始めます。
加えて庶民を対象にしたマナー教本も登場します。

定かな記録はないようですが「江戸しぐさ」も有名ですね。


そして次回に詳しく触れる予定ですが、礼節を大事にする心は、明治維新後も新政府に受け継がれ、義務教育の大切な科目の一つとして子供たちに教え込まれました。

加えて旧制高等女学校でも非常にレベルの高い礼節教育を施しています。
その卒業生が、社会や家庭で素敵な作法を発揮しつつ、次世代にも伝承してきたわけです。

このように思いやりや敬意や感謝の気持ちを根源とした礼節は、多くの日本人の心に根付き、日本は「礼節の国」になり、世界からも礼儀正しい国民として一目置かれるようになったのでしょう。

例えば学校では制服があり、当番制で清掃もします。

飲食店に入ったら笑顔で「いらっしゃいませ」と優しく迎えてくれ、その上「おしぼり」や「冷たい水」が無料でサービスされます。

日本の飲食店がいかにお客様に思いやりの気持ちを有しているかの表れです。

しかも敬語もあるし、お礼や謝罪も必要に応じキチンと表現します。
伝統も重んじます。

自分のことは後回しにしても、相手を大切にする気持ちも有しています。

特に素晴らしい点は、日本人の思いやりは人ばかりではなく、自然や目に見えない神仏にも素敵に発揮することです。
盆や正月行事は、まさにその表れです。

挙げればきりがないですが、これらはすべて日本社会秩序を保つための必要不可欠なものですね。


このような素晴らしい文化が今になって、一部の悪徳代官や悪徳商人のような人によって、影を潜めていくとは寂しい限りです。

国民や県民や市町村民の命や財産を守る国会議員や地方議員が、票の為なら何をしても許されるようになれば終わりでしょう。

民間企業でも数値の捏造などが行われ問題になりましたが、元締めがしっかりしないからでしょう。

江戸っ子は特に「粋」を大切にしてきたといわれます。
彼らは不必要に見返りを求めません。
遊びの世界もそうでしょう。

礼節をわきまえた遊びはどこでもあるはずで、大金を出したら何をしてもいいわけないでしょう。

いま日本は超高齢社会&少子社会を迎え人口減が続いています。
物価高にもあえいでいます。
拉致問題も全然進んでいません。
食糧やエネルギー問題も深刻です。

他人のために尽くす粋な人ではなく、利己中心で利他の心や礼節を失った野暮と思われる人に、このような問題を解決する力量や気構えがあるのでしょうか。

コロナ禍で不眠不休の活躍をされた人も多いと思います。
身体を張って霊感商法と戦っている勇敢な弁護士も人もいます。
頼もしい限りです。

自分が不利になっても「いうべきこと」を言ったり、伝えるべきことを正しく伝える報道関係者もいます。

そして大半の日本人は誠実で真面目で謙虚です。
しかし上に立つ人が、人としてあるまじき行為をしたら、救われないでしょう。

謙虚で礼節の心を取り戻してほしいですね。

この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

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