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コラム
マナーうんちく話1896《人は人に喜びを与えることにより幸せになる。マナーの存在意義はここにある。》
2019年11月16日
秋が深まり、街や山河がしっとりと落ち着いた佇まいを見せるようになりましたね。日差しの弱まりが感じられるようになったら、太陽の光が恋しくなりますがいかがでしょうか?
最近は「日向ぼっこ」という言葉を耳のすることが少なくなりましたが、この時期身体いっぱい太陽の恩恵を受けるのもお勧めです。
そういえば最近近視の子どもが増加して深刻な問題になっているとか・・・。
てっきりスマホが原因かと思ったら、実は現在の日本の子どもは外で遊ばなくなり、太陽の光に当たらなくなったからだそうです・・・。
小春日和の時くらいは、大人も子供もゆっくり日向ぼっこの時間を取りたいものですね。
身体も心もぬくもりが広がりハッピーな気分になりますよ。
ところで人の幸福感は十人十色だと思いますが、物質的豊かさから「心の豊かさ」に価値が置かれるようになり、他者に喜んでもらうことで幸せ感に浸る人が増えたのも事実のようです。
実際私も多くのコラムを発信させていただいていますが、お蔭で大変多くの方と素敵なご縁を頂き、本当にうれしく思っています。
「自分のつたないコラムを参考にしてくれている人がいる」。
それを実感して結局自分が嬉しく豊かになる・・・。
「人に喜んでもらっていくら」と気づいた時に、大変ハッピーな気持ちに浸ることができます。
「人の役に立つ」。
「人に喜んでもらえる」。
「存在感がある」。
こんな素晴らしいことはないと感じます。
ちなみに「人の役に立つ」「人に喜んでもらえる」「存在感がある」生き方は特別に難しいことではありません。
大金を寄付するとか、ボランティア活動や地域活動に専念する手もありますが、周囲の人に先手必勝の挨拶をしたり、笑顔で応対したり、話を一生懸命聞いてあげるだけでも十分です。
さらに「ありがとう」「美味しい」「素晴らしい」「楽しい」「気持ちいい」という前向きな言葉を、笑顔を添えて発するだけでも、自分も、相手も、周囲の人にも好感を与えることができます。
多くの人が勘違いしている「情けは人のためにならず」という言葉がありますが、人になさけをかけてあげれば、それが巡り巡って最終的には自分に返ってくるという教えです。
「情け」とは、端的に言えば「思いやりで」、相手をいたわる気持ちや、人間味のある心の意味です。
人のために一生懸命になればなるほど、自分への見返りも大きいようです。
人には優しくせよということでしょう。
私もコラムを書き続けて8年が経過し、内容はさておき1900に達しました。
それに費やした時間や労力は中途半端ではありませんが、結果的にはそれをはるかに上回る恩恵を多くの方からいただきました。
見返りを求めず、無心に書き続けた結果、素晴らしいご褒美を頂いたということで「石の上にも3年」です。
今「シニアライフアドバイザー」「健康生きがいづくりアドバイザー」「生涯学習インストラクター」「マナー講師」として、全国を舞台に「人生100年時代を豊かに生きる」講演を行っていますが、いつもお話しすることは「MMK」という生き方です。
頓智ですから難しくとらえて頂く必要なないのですが、「持てて、持てて、困る」生き方、つまり何らかの形で「人に喜んで頂き」「人の役に立つ」「家庭や地域や職場で存在感のある生き方」をお勧めしています。とても手ごたえがあり好評です。
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