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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1823《袖振り合う縁をもモノにするコミュニケーション能力》

2019年4月23日

テーマ:日常生活におけるマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: お見合い

「一つ年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」という格言があります。

擦り切れることのない金の草鞋を履いて、その重たさに耐えながらでも一つ年上の妻を持つといいという意味です。
年上の女性は、しっかりして、心配りもできて、いい奥さんになるという意味でしょう。

一つ年上というのは1歳だけ上ということではなく、常識の範囲内でのことです。
もちろん最終的には当事者同士の自由ですが・・・。

いわゆる「姉さん女房」は、苦労して探し求めるだけの価値が十分あるということですが、理想は自分の足で探すことだとおもいます。
ただそれができれば苦労しませんね。

ちなみに「金の草鞋を履いて探す」という言葉は、値打ちのあるものを苦労して探すときの慣用句です。

ところで昔は出会いがあれば、後は比較的スムーズに結婚へとなびいていたようですが、結婚観が大きく変化した現代はそうは問屋が卸しません。

今はいくら良い出会いに恵まれても、出会いをものにする力が必要です。

徳川家の剣術指南役を務めた柳生家に、「小才は縁に出会って縁に気づかず、中才は縁に気づいて縁を生かさず、大才は袖すり合った縁をも生かす」という家訓があります。

出会いを求めてのお見合いである以上、縁があったという事実は理解できると思いますが、折角の縁を活かせる才能がなければ残念な結果になります。

日頃から素敵なマナーを身に付けるとともに、コミュニケーション力を磨くことが大切だと考えます。

加えてチャンスが自分の目の前に現れたら、このチャンスを活かそうとする努力も大切です。

長年ボランティアでお見合いのお世話をしていますが、男性も女性もコミュニケーションが苦手な人が大変多いように感じます。
「就活」にしてもそうです。
「終活」もコミュニケーション能力は必要不可欠でしょう。

デジタルコミュニケーションに頼ることもいいのでしょうが、「対話」を心がけて欲しいものです。

会話を通じて合意を形成する力を「対話力」といいますが、何もかも多様化した時代です。

改めて他者との違いを前提とした「対話力」を磨いてほしいものですね。
そのためには特に「話す力」と「聴く力」を鍛えて下さい。

それに「笑顔」「褒め上手」などの要素も加味したいものですね。

モリカケ問題もまだ記憶に新しいと思いますが、日本では「忖度」といわれる空気を読むことが美徳とされるような文化がありますが、やはりきちんとした「会話」「議論」「対話」は大切にしたいですね。

育った環境も大切でしょう。
人生は出会いの連続ですが、「さあ、一大事が起こった」という意味の「いざ鎌倉」という言葉があります。

就職時の面接、プレゼンテーション、お見合いしかりでしょう。
幼い頃から孤食に陥ったり、友人付き合いができなかったら、いざという時にも力不足になります。

令和という新しい時代を豊かに生きるためにもコミュニケーションはぜひ磨いて下さい。

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