マナーうんちく話516≪袖触れ合うも多生の縁≫
職場に限らず、良好な人間関係を築き買ったら、先ずは相手の話をしっかり聴いて、それを理解して、尊重して下さい。
職場であれば、上司や先輩、同僚もそうですが、お客様に対しては特に聞き上手になることが大切です。
つまり「聞き役」に徹することがとても大切です。
くれぐれも「話し上手の聴き下手」にならないでくださいね。
これは、自分は気持ちいいかもしれませんが、誰からも嫌われるでしょう。
相手の話に耳を傾け、相槌を打ちながら目を見て聞くのがポイントです。
状況にもよりますが「聞く」が7割から8割、「話す」が3割から2割がお勧めです。
相手を尊重し、相手の話を真摯に受け止めることはとても大事ですが、簡単なことではありません。
特に若いうちは難しいと思います。
色々な経験を積んで自分磨きに励んで下さい。
また、「受け止める=従う」ではありません。
聞いて受け止め、「そのようなこともありますね」と認めることが大切だと思います。
様々なことを経験すれば自然に身についてきますが、個人差もあり長い月日が必要でしょう。
しかし聞き上手になると「相手の気持に共感でき、コミュニケーションのすれ違いが無くなる」「知識や情報が増える」「信頼関係が生まれる」「自分の頭も柔軟になる」など効果は非常に大きいのが特徴です。
だから、相手の話が《笑顔で聞ける人》を目指してくださいね。
「相手の得意分野を理解して相手が喜ぶような質問をしてみる」「相手と一緒に考えたり悩んだりすることができるようになる」「褒め上手になる」「相槌が上手に打てるようになる」「謙虚になる」などを心がけて実践してみて下さい。