マナーうんちく話1659《これくらいは押さえておきたい食事のマナー「洋食④」》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:洋食のテーブルマナー

洋食にはいろいろな器があります。
「フィンガーボール」もそうですね。

使い方ですが、フィンガーボールは手を使って食べてもよいとされる料理に出てきます。

片方ずつ、水の中で指を洗うわけですが、全て食べ終わって使用することがポイントです。
また使用後はナプキンで指をふいて下さい。

加えて洋食には「テーブルナプキン」が用意されます。
和食の「おしぼり」は手を清めるためですが、洋食のテーブルナプキンは汚れの防止や、汚れをふいたりする目的で使用します。

王侯貴族の文化で長い歴史がありますが、あまり堅苦しい作法はありません。
しかし大切なコミュニケーションツールでもあります。

膝にかけるときには二つ折りにして、折り返しの環が手前になるように置けばいいでしょう。

さらにナプキンは「とるタイミング」も大切です。
色々な形でテーブルにセットされておりますが、主賓や上司がとったら同じようにすればいいでしょう。

「置くタイミング」も大切です。
1人だけサッサと食事を終えてナプキンを置くのはお勧めできません。
食べるスピードは、皆と歩調を合わせることがテーブルマナーの大切です。

食事中に中座しなければならない時には、テーブルナプキンは椅子の上に置いて下さい。これが只今中座していますが、また戻ってきますよという合図です。
食事が終わればナプキンはテーブルの上に置きます。

なお、洋食の食器類はセッチングされている位置から勝手に動かさないで食べて下さい。

また和食は大皿を除き器を持って食べますが、洋食は器を持ちません。
手で持って食べてよいのは、取っ手のついたブイヨンカップやコーヒーカップだけです。

ブイヨンカップは両脇に取っ手がついているので両手で持ちます。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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