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コラム
マナーうんちく話1279《今も昔も「笑う門には福来る」》
2016年8月5日
夏の蒸し暑さを数値的に表現した指数を「不快指数」といいますが、感じ方は人それぞれです。
人は元々暑さや熱に対して耐性を持っていますが、湿度が高い状態になれば汗の蒸発が阻害されるので蒸し暑いと感じます。
気温と湿度には逆らえません。
こんな時にはつい表情もこわばりますね。
直ぐにクーラーに頼るか?出来る限り我慢するか?迷いも生じてきます。
いずれにせよ、暑い夏は健康的に過ごしたいものです。
ところで健康には「睡眠」「休養」「バランスのとれた栄養」「適度な運動」が挙げられますが、この他「笑い」と「健康」が密接な関係が有ることをご存知でしょうか?
人間は笑うことにより脳内ホルモンが分泌され、これにより血液の流れがよくなり酸素や栄養が身体全体に行き渡るといわれています。
つまり笑うことは、新陳代謝が活性化して身体に良いと言うわけですね。
「いつもにこにこしていることが大切だ」と言うことでしょう。
さらに最近の研究ではたとえ「作り笑顔」でもそれなりの効果が期待できることが解ってきました。
作り笑顔でも、顔の筋肉は笑っている状態になるので、それを脳が本当に「笑っている」と受け取るからだそうです。
納得です。
しかし、毎日こんなに暑くては心の底から笑顔になることは難しいですね。
だからこそ、ほんの些細なことでも極力楽しいと思うことが大切ではないでしょうか・・・。
嬉しい、楽しい、美味しい、素晴らしい等と思うことはまさにポジティブシンキングの原点だと思います。
現代人は科学により、笑顔が健康に良いことを立証しましたが、今のように医学や科学が発達していなかった、江戸時代の後期に作られたイロハカルタには「笑う門には福来る」というカードがあります。
いつもにこやかに笑っている人の家には、自然に幸福がやってくることを先人は経験的に把握していたのですね。
ちなみに「門」は「家・家族」という意味ですが、一人暮らしの人も是非見習いたいものです。
「笑って損した者なし」とも言われます。
不快指数が高まれば笑顔の効用を思い出し、なるべくにこにこしてみるのもお勧めです。
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