マナーうんちく話1275《中国料理はなぜ円卓なの?そしてそのマナーは?》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:人間関係を良好にするマナー

暑い時、スタミナをつけるため「中国料理」を食べる機会も多いことでしょう。
中国料理には、地域ごとに特徴が有ります。

そして使われる食材も多岐にわたりますが、通常、円卓の回転卓になっているのが特徴です。

そしてその卓の周りを6人から8人位で囲むように座るのが一般的ですが、なぜ円卓を囲むのでしょうか?

大勢でワイワイガヤガヤ楽しくいただくのが、中国料理の醍醐味といえると思いますが、その点円卓ならテーブルについている全員の顔が見えやすく、コミュニケーションが非常にとりやすいですね。

また中国料理は和食と同じように箸食ですが、「楽しいコミュニケーション」を大切にした振る舞いが大切です。

簡単そうですが、それなりの配慮が必要です。

楽しいコミュニケーションを大切にしますが、一応上座と下座は有ります。
出入り口から一番遠い席が上座で、近い席が下座になります。

そして男女は交互に座るのが一般出来です。
加えて、中国料理でも「レディーファースト」が基本です。
夫婦の場合は奥様が先に椅子にかけ、その左側に主人が座るのがおすすめです。

食べ方のマナーですが、「ターンテーブル」は全員の共有するものですから、そこにはグラスや瓶や食べ終わった皿などは置かないようにして下さい。

料理は和食のように小鉢に一人一品ではなく、大皿に盛って出て来るので、それを、テーブルを囲んでいる人がとりわけます。
従って人数と量をキチンと計算して、バランス良く自分の量を取って下さい。

料理は先ず主賓がとります。
続いて時計回りに順にとればいいでしょう。
最後の人にも同じ分量だけいきわたるように注意しながら、料理を取り分けて下さい。

料理を取る時には回転卓を自分の正面に向け、座って取って下さい。
全員料理を取り終えたら、主賓や年長者から食べ始めて下さい。
他の人に料理を取る必要はありませんが、高齢者等には配慮して下さい。
「取り皿」の料理は残さないで、「大皿」の料理は少し残すぐらいがいいでしょう。

ポイントは食卓に笑顔をしっかり咲かせることです。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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