マナーうんちく話1242《人生を好転させる美しい食べ方のマナー①「姿勢」》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:和食テーブルマナー

6月の下旬から7月の上旬にかけては、一年で最も雨の多い時節です。
洗濯物も乾かないし外出するのもおっくうになりがちで、気分がすっきりしない人も多いと思います。

そんな時は、あえて出かけず思い切って晴耕雨読と洒落てみるのもお勧めです。
読書や音楽鑑賞もいいでしょうが、《人生が好転する美しい食べ方》に是非お付き合いください。

「生きることは食べること」ですから、食べ方が美しい人は「生き方上手」に繋がると思います。

つまり食べ方の美しい人は、身も心も美しい生き方が出来る人ではないでしょうか?そしてこれらの人には共通点が多々あります。

そこで「食べ方の美しい人の共通点」と「私のお勧めポイント」をいくつか挙げてみますので、出来ることから実行して頂ければ幸いです。

【食べる時の身だしなみ】
食べ物は命を繋いでくれる神聖なものです。
従って食事の時には「身だしなみ」にも心配りをしたいものです。

例えば料理教室等で頑張ってご馳走を作ってそれを食す際、三角布や前掛けをしたまま食べているのはみかけますが、それは感心しません。中にはマスクを口から外した状態で食事をしている人も見かけます。
「食べるために作る」のに、その食べ方がこのようでは本末転倒です。
料理には真摯な態度で臨んで下さい。

さらに食事会に招待された様な時には、雰囲気を盛り上げるためにもお洒落はとても大切です。ちなみにレストラン等では「料金を払うのだから服装は自由」ではありません。お客様皆でそのレストランの雰囲気を盛り上げることが大切です。なお、ランチタイムかディナータイムかでお洒落の内容は異なります。

【食べる時の姿勢】
何十年も前のことですが、ホテルのフレンチレストランに配属されて痛感したことがあります。
同じ料理を食べているのに、日本人と西洋人では全く食べ方異なってみえました。フォーク・ナイフを使用して食すのだから、当然食べ慣れている欧米人の方が上手に食べられるのは当たり前のことですが、それ以前に姿勢がおおきなポイントになるということです。
洋食にせよ、和食にせよ、姿勢を正して食すことは、見た目にも健康にも良く、とても大切です。

くれぐれも足を組んでの食事はしないでくださいね。
また、新聞を読みながら、スマートフォンを使いながら、テレビを見ながらの「・・・ながら食事」は感心しません。

加えて猫背や肘をついての食事も注意して下さい。
食事中の姿勢には、意外にその人の素が出ます。

次回に続きます。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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