マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1108《二次会カラオケのマナーと幹事の役割》

2015年12月17日

テーマ:ビジネスマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

今や二次会の定番になったカラオケ。
職場のコミュニケーションを図るためにはとてもいいかもしれませんが、注意すべき点が多々あります。

ちなみに、カラオケの「カラ」は「空」で、「オケ」はオーケストラの意味です。
つまり生演奏ではなく、あらかじめ録音された伴奏を再生して歌う行為で、「カラオケ」が普及する前は「空演奏」と呼ばれていたようです。

そして今では、カラオケはブームを通り過ぎ、立派な文化を形成しており、特に酒席には付き物ですね。

「酒も歌も好きな人」にとっては天国のようでしょうが、「酒も歌も嫌いな人」にとっては地獄にもなりかねません。

私は、酒は好きですが、歌うのは嫌いです。
歌うのが嫌いということは、人の歌を聴くのも嫌いということもあります。

だから二次会がカラオケであれば、できれば断りたいのですが、「そんな堅苦しいことは言わずに、たまにはいいでしょう」と、無理やりに付き合わされることも多々あります。まして、「コミュニケーションを図るためだから」と言われれば断りにくい面もあります。

カラオケボックスでの大切なマナーといえば、「楽しさ」+「のり」だと思いますが、酒も歌も好き者同士なら自然に盛り上がります。

しかし歌はうたうのも聞くのも嫌いな人にとっては、作り笑顔にも限界があります。

カラオケボックスで要求されるマナーは実はここがポイントで、幹事は注意が必要です。

歌が好きでもないのに、付き合いだからと無理やりに参加させられた人がいる場合は、特に気配りが必要です。

幹事は、歌いたい人も、そうでない人も、いかに楽しむことが出来るかを考えて下さいね。

歌の好きな人はテンションが上がりますが、嫌いな人は下がります。
幹事の一番大切な仕事は、このテンションの調整です。

高度なマナーになりますが、皆が、程々に楽しめるように出来ればりっぱです。

先ず、本当に歌うのが嫌いなのか、わざと遠慮しているのかでは、接し方が異なるので、見極めることが必要です。

とりあえずは「どうぞ歌って下さい」と勧めてみて下さい。
真面目な顔で嫌がられたら、これ以上無理に勧めないことです。

しかし遠慮している人なら、「○○さんの歌は聴くのが初めてですね!楽しみです」等と勧めると、このようなタイプの人は喜んで歌うでしょう。

また、歌わない人は、参加したからには、なるべく雰囲気に合わせることです。
席選びも大切で、モニターから遠い席がお勧めです。

さらに、歌い終えた人に拍手をするとか、褒め言葉を投げかけるのもいいでしょう。兎に角、真剣に人の歌を聴くことも付き合いと心得て下さい。
スマホばかりいじるのはもってのほかです。

加えて、どうしても歌わざる得なくなった時は、思いきり楽しく歌って下さいね。笑顔いっぱいで歌うことです。卑屈になる必要はありません。
歌は苦手でも、他の得意分野で勝負すればいいことですから・・・。

なるべく作り笑顔をする、歌わなくてもいい回避方法を持っておく、そして、歌わなくても、場の雰囲気に同調するようにすることもお勧めです。

たまに、マイクを握ったら離さない人がいますが、一人一曲で、歌い終えたら次の人にマイクを譲ることです。そしてしっかり聴く。

翌朝には、幹事にお礼の言葉やねぎらいの言葉をお忘れなく・・・。

この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話1108《二次会カラオケのマナーと幹事の役割》

© My Best Pro