マナーうんちく話494≪和顔愛語≫
今年も残すところ50日を切りました。
「一日一日を充実させて」と頭では解っていても、雑用に追われ時間が過ぎてしまいます。
長い人生を如何に心豊かに過ごすか?
昔も今も大きな課題ですね。
10年前くらいでしょうか「ちょい悪親父」と言う言葉がはやりました。
恰好だけは「ワル」を気取っていますが、実際に悪人や、過去がそうで有った人ではありません。
ちょい悪親父はもともとファッション雑誌で取り上げられたテーマですが、本当に「ちょい悪親父」は持てるのでしょうか?
実際に私の周囲には、ちょい悪を気取って、モテモテの男性を見かけることはありませんが、如何でしょうか?
最近30歳代・40歳代の未婚の女性が増えていますが、必ずしも結婚したくない人ばかりではありません。
「いい男」がいたら、是非結婚したいと言う女性が大半です。
では、いい男とはどんな人でしょうか?
外見では、俗に言うチビ、デブ、ハゲは持てにくいといわれています。
性格面では、ホラ吹き男、オレオレ男《威張る男》、ケチな男、しつこい男も持てにくいそうです。
では、これらの要素をクリアすればいいのか?と言うと、必ずしもそう単純なモノではないようですね。
背は低くても、頭が禿げていても、肥満の人でも結構持てている人も多々います。
外見より、内面を磨くことが大切だと言うことではないでしょうか?
先ずは「優しさ」が大切です。
優しさは、古今東西普遍的要素ですが、これだけは「優しいフリ」をすればいいモノではなく、心の底から湧き出る真の優しさが必要です。
加えて、肉体的にも精神的にも強くなって下さい。
「健全な肉体に健全な心が宿る」ように、生活習慣に気配りして、体と心を鍛えることも大切です。肥満も煙草も感心しません。特に煙草は要注意です。
そして、相手に対する「思いやりの心」を発揮して、信頼関係が築ける人でしょう。
それに、ユーモアのセンスや品格や教養が加味されれば鬼に金棒でしょう。
大切な事は、それらを自然体でさりげなく発揮できることです。
となれば、もてるために「ちょい悪親父」を気取る必要は、さらさらないと言うことだと思います。
また、背の低いことや頭の毛が薄いことなどを不必要に気にして、陰気臭くなるのも感心しません。
現在はスマートフォン等の普及で、驚異的なスピードであらゆる情報が飛び交うようになりました。
どんな食べ物が健康にいいのか?
どんなファッションが流行するか?
等など、不必要に一喜一憂するのではなく、その情報の発信元はどこか?
何の目的で発信されたか?
その情報は自分にとって本当に大切か?を見極めて対処することです。
最後に、素敵なマナーを身に付け、自分に自信を持つこともお勧めです。