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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1016《「いじめ」の解決はマナーと食育から!①》

2015年8月3日

テーマ:マナーの心得

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: テーブルマナー

【孤食とコミュニケーション】

何十年も洋食・和食のテーブルマナーに携わっていると、色々な事が見えてきます。また、食を通じて33年間、ホテルで接客の仕事に携わった後、数年間高校でキャリア教育に関わり、様々な事を伺うことが出来ました。

岡山県、鳥取県、兵庫県、香川県、徳島県等の多くの高校で、マナー指導や就職の面接指導に従事しましたが、いずれの地域でもコミュニケーションが苦手な高校生は沢山います。

そこで、コミュニケーションが苦手な生徒に色々と尋ねてみると、「孤食」が大変多いような気がしました。学者ではありませんので科学的なデーターは有りませんが、コミュニケーションの上達と家庭の食卓の在り方は、非常に関連が深いことを実感しました。

【最近のいじめ】

加えて、多種多様な「いじめ問題」が深刻化して様々な手が講じられていますが、明るい兆しは一向に見えてきません。

いじめ問題に関連した悲惨なニュースが後を絶たないと言うことで、心苦しい限りですね。

しかし、いじめは古今東西存在し、今後もなくなることは無いでしょう。
また、特効薬も無いと思います。

中でも、ここ30年間位の、学校におけるいじめは非常に由々しき状態に陥っていますね。

従来のよく有るいじめから、暴力性や攻撃性が尋常ではなくなってきた感がぬぐえません。

日本の義務教育は特別な事情を除き100%といってもいいでしょう。
世界に誇る状況です。

でも、日本の子どもは非常に多くのストレスを抱えていると言われています。
さらに陰湿で、かつ攻撃性の顕著ないじめが増加し、それが原因で自殺に至るケースが後を絶ちません。

2年前の大津市における中学2年生の自殺が発端になり、「いじめ防止対策推進法」ができましたが、また岩手県で、中学二年生がいじめが原因で自殺を図り、尊い命が失われました。

生徒は必至でSOSを発信していたにもかかわらず、救えなかったことが悔やまれてなりません。

【マナーといじめ】

マナーとは「感謝」「尊敬」「思いやり」の気持ちを抱き、言葉や態度や文章等でそれを具体的に表現することです。

そして「思いやり」は、「他者に不快感を与えない」「他者に好感を与える」の二つの側面があります。

笑顔で接する、褒めるなどの「他者に対して好感を与える側面」については、教師や親が生徒に良き見本を示すことが大切です。

一方、悪口を言ったり、いじめたりする「他者に対して不快感を与える行為」に対しては、教師や親は即座にこれを正さなければいけません。ポイントは間髪いれず!です。

今回の場合は、生徒はノートで暴力を受けていた事実を訴えているので、即座に暴力行為に走った子を注意すべきだったと思います。
必要なら親にも協力を依頼するべきでしょう。

こうなると、一人の先生では難しいので、学校が全て情報を共有し、組織をあげて対応することが大切だと考えます。

続きます。

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