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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話778≪和室のマナー②「玄関にて」≫

2014年7月31日 公開 / 2014年8月4日更新

テーマ:日常生活におけるマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

玄関では入る前に、コートやマフラーや手袋は脱ぐ事をお勧めします。
なお、玄関での挨拶は比較的簡単に済ませて下さいね。

日本は玄関で、はき物を脱いで上がる文化を形成していますので、はき物の脱ぎ方や揃え方が、箸使いと共に躾の基本になるほど、細かな作法があります。

欧米では、はき物を履いたまま部屋に入りますから日本とは様子が異なります。
欧米の場合はコートを着たまま中に入り、コートを「お預かりいたします」と言われたら脱げばいいでしょう。

さて、「玄関の上がり方」ですが、ここはとても大切です。
プライベートシーンでもビジネスシーンでも同じですから是非覚えて下さい。

上がり方は、後ろ向きではなく、正面を向いたままの状態で靴を脱ぎ、そのまま上がります。

次に、斜め後ろに向き直って、脱いだ靴を揃えます。
つまり、靴を脱ぐ時には相手と向かい合う形になります。

そして、脱いだ靴を揃える時には、相手の斜め後ろになります。
相手に対して、おしりや背中を向けない配慮からです。

靴を脱いだ時には、ポイントがあります。
玄関にも「上座」と「下座」があるということです。

下駄箱がある方が「下座」になりますので、自分の靴は下座側、つまり下駄箱側に揃えておいて下さいね。
少しハイレベルなマナーです。

また、夫婦等で訪問した時には、日本ではまず主人に先に上がって頂くのがお勧めです。主人が先に上がり、次に奥様が、主人が脱いだ靴を揃えて自分が上がり、改めて自分の靴を揃えます。

女性にとって耳が痛い話だと思いますが、和室のシーンでは男性優位だと心得て下さい。
但し、洋の場合はレディーファーストです。

また、旅館や料亭で「下足係り」がいる場合には、自分で揃える必要はありません。
むしろ、このような場合は、自分で揃えないでください。
なぜなら、係の人の仕事を奪うことになるからです。

係の人に「お願いいたします」「お世話になります」等と声をかけて、お任せ下さいね。
品格とは、このような声がキチンと掛けられるか否かです。

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