マナーうんちく話622≪世界平和記念日と日本の礼儀作法≫
日本語は大変難しいですが、非常に豊かです。
相変わらず暑い日々が続いていますが、暑さの表現にも色々あります。
少し大袈裟ですが、燃えるような暑さは「炎暑」、非常に厳しい暑さは「激暑」、過酷な暑さは「酷暑」、そして、夏の一番暑い盛りの時期は「盛暑(せいしょ)」と表現します。
夏が暑いのは別に今に始まった事ではありませんが、地球温暖化のせいでしょうか?年々暑さも厳しさを増しているような気がしますが、如何でしょうか。
そんな中、《マナーうんちく話》も「777回」目を迎えることができました。
長い間お付き合いいただき深謝の限りです。
「Lucky7」とよく言われます。
「7」は幸運の数字あると言う考えは、英語圏を中心とする西洋の思想のようですが、日本では戦後になって、アメリカの影響を受けて広まったとされています。
ただ、西洋では古くから「7」は幸運の数字であり、神秘的な数字であるようですが、科学的あるいは統計的な根拠ははっきりしません。
一説によると、アメリカで野球の試合が行われた時のお話しです。
7回目の攻撃の時に、平凡やフライを打ち上げたボールが、たまたま強風にあおられてホームランになり、そのチームはお陰で優勝することが出来ました。それ以来、7は縁起がいい数字として一気に広まったようですね。
そしてその縁起がいい数字が3つも続く「777」は、まさに最高に縁起がいい数字として、カジノやスロットマシンでは大当たりの絵柄とされています。
確かに、123や777の数字は、単純でもあり、秩序があり美感を伴い、さらに容易に記憶しやすいので好感が持てる数字です。
ただ稲作を中心として栄え、米を主食とする日本では、「7」より「8」の数字が昔から、縁起がいい数字として好まれています。
米という漢字を分解すれば「八十八」になるからです。
加えて、「八」には「末広がり」の意味も込められています。
ちなみに「末広がり」とは、次第に末の方が広がるという意味です。
「八」の字は下の方が広いから、これから次第に広がり、幸せが末長く続くという意味です。
「八重桜」「八百万(やおろず)の神」「八雲」等の言葉も存在します。
今日、お陰を持ちまして、マナーのコラムが777回を迎えられたことに感謝すると共に、これから「888回」を目指して参りたいものです。
今までコラムを通じ大変素晴らしいご縁を沢山いただき、講演、研修依頼等も着実に増えております。
加えて、全国各地の方からマナーに関する質問も多く寄せられるようになりました。
ラジオやテレビ局の番組製作室や教師からの専門的な質問も増えております。
これからトリプル末広がりで、どんな素敵な事に出会うのか?
来る日を楽しみにしながら進んでいければ嬉しいです。
今後とも仲のいいお付き合いをよろしくお願いいたします。