マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話723《死んで花実が咲くものか》

2014年4月19日

テーマ:日常生活におけるマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

これからひと雨ごとに緑が濃いくなり、次第に新緑の季節へとなびいていきます。

そしてこの頃の雨は草花のみならず、穀物をも潤してくれます。
4月20日は、春の「二十四節季」最後の「穀雨(こくう)」です。

比較的シトシトと長雨になることが多い季節ですが、降ったりやんだりする雨は春時雨と呼ばれます。また、数日間降り続く雨は「菜種梅雨」と言います。

ちなみに穀雨とは、百穀を潤してくれる春の雨です。
雨を細かに観察し、季節毎に美しくて、柔らかいネーミングを付けた先人の感性には脱帽ですね。

また、この頃になると思い起こされる諺が「春の雨は花の父母」です。
春の雨は草木の成長を促すから付けられた名前ですが、親の愛情もこのようにあって欲しいものですね。

さらに、「死んで花実が咲くものか」といわれます。

枯れて死んでしまった木には、花も咲かないし、実もなりません。
急いで立派な死に方をするより、醜い生き方でも、兎に角生きている方がましだと言う意味です。

つまり、死を望む者に対し、「無駄死にするな!」と諭す言葉です
「死ねば死に損、生きれば生き得」ということですね。

折角天から与えられた命です。
死に急ぎすることなく、どんな生き方でも生きてさえいれば、やがて美しい花が咲く時が来ます。


「花実が咲く」とは、良い結果が得られると言う意味です

四季が美しく、物質的にも豊かで、教育や文化水準も高く、平和で、他殺率も世界最低の国日本で、自殺率が世界のトップクラスに位置しているのが不思議ですね。また、若者の死因のトップに自殺がくるのも大変由々しき事態です。

耐えることや我慢することも、自分自身への危機管理の一つだと思うのですが如何でしょうか?

マナーの根源を成す一つですが、「感謝の心を持つ」こともとても大切です。
此の世に生を受けているだけでも感謝です。
人間として生きているだけでも感謝です。
ご飯が食べられるだけでも大いに感謝です。
健康で有ればこの上ない感謝です。

さらに自尊心を持つこともお勧めです。
下手にプライドを誇示するのではなく、自分の体と気持ちを大切にすると言うことです。
特に健康は自分自身への最高のプレゼントです。

それでもだめなら、悩みを一人で抱えないで、信頼できる誰かに相談することもとても大切なことです。

相談相手が身近にいなければ「命の電話」があります。
その道のプロが、優しく対応してくれることでしょう。

さらに、自殺はウツが大きな影響をもたらします。
うつかなーと思われたら、直ちに医療機関を受診し、必要と有れば治療することです。

日本は、「自殺=犯罪」と捉えるのではなく、むしろ切腹とか心中、さらには神風特攻隊等の歴史を有する国です。

然し、だからと言って、豊かなで平和な国の、この悲しい側面を避けて通るわけにはなりません。

家庭でも、地域でも、学校でも、職場でも、良好な人間関係作りに励むことが肝心だと考えます。そのためには、一人ひとりが、家庭、地域、学校、職場で、できる範囲で、素敵なマナーを発揮することではないでしょうか?

この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話723《死んで花実が咲くものか》

© My Best Pro