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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお)

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コラム

マナーうんちく話611≪ドングリの背比べ≫

秋も終盤に近づくと露が冷気によって霜に変わってきます。
今日10月23日は二十四節季の一つ「霜降」ですが、実際に霜が降りて来るのはまだかなり先です。

そして、この時期になるとドングリが落ちて来ます。ドングリは野生の動物が好んで食べますが、縄文の時代からつい半世紀前までは人間も食べていました。

現在のように世界一飽食の国になったら、人がドングリを食べるということは考えにくいかもしれませんが、縄文時代から終戦直後の長きに渡り、野生動物と同様、多くの人々の大切な食料だったわけです。

特に、度重なる食料飢饉の時や終戦直後の食糧難の時代には、ドングリは命を繋いでくれる主食格の貴重な食べ物だったわけですね。
昔の人の逞しさが伺われるようです。

さて、前回の続きになりますが、今回は、人間力を高めるには家庭における親の躾が大切だというお話しです。

今は、ドングリを食べるどころか、渋柿すら親は子に食べさせません。
食す必要が無いということは有り難いことですが、反面子どもは渋いという味覚がわからなくなります。

日本の家庭では、美味しい物や子どもが喜ぶ物が食卓に上る事が多いようですが、生計を支えるのは親ですから、親の好みが優先されるべきだと思います。

また電車の中でも、親が立って子供が座っている姿を見かけることがありますが、逆ではないでしょうか?

加えて、姿勢を正し、行儀よく食べさせることにもあまり熱心ではないように思えます。しかも、好き嫌いを殆どの親が容認しています。

食べる事のみではありません。衣食住すべてにおいて日本の親は子供に甘すぎる気がします。

学校でもしかりです。冷暖房完備の教室を始め、洋式トイレの普及に力を注いでいます。排便と生活習慣は密接な関係に有りますが、和式のトイレでは用がたせないようでは困った事になりかねません。例えば災害時や日本以外の国に出かけた時等など・・・。
ある程度は我慢することも必要だと思うのですが・・・。

そして、褒められて大きくなる子は多いですが、厳しく叱られた経験のある子が少ないのも大変気になります。この状態で社会に巣立っても環境に馴染めません。だからせっかく就職しても職場に馴染めないで、早期離職する若者が後を絶ちません。それから先がとても心配です。

家庭でも、学校でも過保護になったら、多くの矛盾が生じます。
例えば、過保護に育てば、良い事と悪いことの区別がつかなくなります。
困難に遭遇しても、立ち向かっていく勇気が湧いてきません。
尊敬や感謝の心を育むことはできません。

また、親は親なりに、子どもにそれなりの事は云って聞かせますが、「子どもは親の背中を見て育つ」と言われます。要は、子は親の言う事を聞いて育つのではなく、親の姿を見て育つわけです。
ではその親の姿はどうでしょう?

親でも、正しく箸や器をもったり、履き物を脱いだり揃えたり、さらに立ち居振る舞いや言葉遣い、表情等など、いずれも子どもに対して良き見本になって無いケースが増加しているように思います。勿論立派な親も多いですが・・・。

いずれも、似たりよったりで大差がないことや、人をとやかく言う人がとやかく言われる人と変わらない状態の事を「ドングリの背比べ」と言います。

子供を将来「思いやりのある子」に育てたいと希望する親は多いですが、マナーの面では、大人がドングリの背比べで、子どもの良き手本になって無いような気がしてなりません。

先ず親が主体的変容を遂げ、人間力を高めることが大切です。
そのために、マナーの存在意義を大人が再認識して、素敵なマナーを身に付け、子どもに発揮して欲しいものです。
そして、可愛い子には旅をさせて欲しいと願います。

この記事を書いたプロ

平松幹夫

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