1日1分!女子力向上マナー16≪女を素敵に魅せる品の良い箸使い≫
いつの時代も、美しく食事が出来る女性はどこでも、誰にでも評価が高いものです。食事中に、ちょっとした気配りができる女性もしかりです。
ところで女性にとって、改まった食事会やパーティーに出席する際、一番気になることと言えば服装ではないでしょうか?
現在地球上には190余りの国が有りますが、食事や服装に関しては、それぞれ独自の歴史や文化を有しています。
そして、国民食や民族衣装と言う物が有ります。
その国の長い歴史や思いが込められている事を理解し、互いに尊重し合うことが大切です。
さて、服装のマナーですが、四季が明確に分かれている日本では、季節感をとても大切にします。
洋服の場合は、季節を早取りする傾向が強いようですが、着物の世界では、どんなに暑くても、どんなに寒くても、「衣替えの日」より、時期をずらすことは有りません。
ちなみに「衣替え」とは、四季が明確に分かれている日本特有の、季節の推移により衣服を変える習慣で、平安貴族に端を発します。
クールビズとかウオームビズ全盛ですが、日本人女性としては是非この美しい言葉を覚えて下さいね。
しかし、明治になり、日常生活の欧米化と共に衣服も洋装に変わったので、TPOに応じた西洋の感覚も身に付ける必要が有ります。
同じ食事会でも、料亭での和食か、ホテルでの洋食かで、求められるマナーは大きく異なりますが、服装もしかりです。
西洋における服装のマナーのポイントは「時間」と「場所」になります。
従って日没以後にパーティーが開催される時には夜の服装になります。
加えて、服装はその人の人格や地位を表す目安にもなりますので、パーティー会場など、多くの人が一堂に会す時の服装はとても大事だと心得て下さい。
「客だからどんな格好でも自由でしょう」ではなく、同じ目的で会に参加した者同士が、共に会場の雰囲気を盛り上げるという意識が大切です。
さらに、パーティーに参加する人同士が、同格の服装をすることにより、絆作りに寄与する目的も有ります。
今の日本では、なにかにつけ、自由とか個性が大切にされ「何でもあり」の風潮が強いですが、このような場所では個性より「和」が大切です。
また、大人の女性として「フォーマルウエア」の知識やセンスを身に付けられることもお勧めです。
ちなみに、改まった食事会やパーティーの服装では「格」が大切です。
例えば、結納の儀式後の食事会や結婚式などでは、両家がどのような服装で臨まれるか、あらかじめ相談される事をお勧めします。
一方はカジュアル、一方はフォーマルでは釣り合いが取れず、互いに気まずい思いをしなければなりません。記念写真にも残ることですので・・・。
さらに、和室で会席料理と言う場合は、自分のお洒落も気になりますが、兎に角「年長者」を立てて下さい。つまり、この場合も控目がお勧めです。
宝石は、和装なら着物その物が豪華絢爛ですから宝石は従になりますが、洋装なら宝石はどちらかと言えば主になるようです。
それから、宝石は時間と年齢がポイントになります。