マナーうんちく話502≪会話の中に季節の話題を積極的に!≫
「父の日」商戦がたけなわです。
6月16日(日)の「父の日」プレゼントを用意されている人も多いと思います。
日本は四季の美しい国ですが、その四季の年中行事や事物などを纏めた本のことを「歳時記」と言いますが、今や、父の日は歳時記にすっかり溶け込んだ感が有ります。
多種多様な行事が、定着するか否かは、まさに売り上げ次第と言うことで、「父の日」は、クールビズ商戦の追い風を受け、益々盛大になりそうですね。
もともと父の日は、今から百年くらい前にアメリカから伝わった行事で、男手ひとつで育ててくれた父親の墓前に、ジョン・ブルース・ドット夫人が薔薇の花を授けたのが始まりだといわれております。
彼女の父が南北戦争に徴兵されたため、彼女の母は彼女を含む6人の子供を育てるわけですが、度重なる心労が重なり、父親が復員するやいなや亡くなりました。以後、父親は男手ひとつで苦労しながら6人の子どもを育てたわけです。
そんな父親の苦労を見ながら大人になった彼女は、父親が亡くなった後、その父親の誕生日である6月に教会の牧師に礼拝してもらうとともに、母の日と同じように「父の日」もあるべきだと提唱したそうです。
存命中の父に対しては「赤いバラ」を、亡くなっていたら「白いバラ」を贈りますが、日本では「花より団子」でしょうか、グルメ商品・服・名刺入・財布などが人気が高いようですね。
いずれにせよ、心のこもったプレゼントで、日頃家族のために一生懸命働いてくれている父に、感謝の気持ちを表現することはいいことですね。
「子どもの日」、「母の日」、「父の日」、そして「敬老の日」などの記念日に、家族団欒の一時が過ごせることはとても幸せだと感じます。
改めて、豊かな国と、平和になった時代に生まれたことに感謝ですね。
ところで、「一人の父親は百人の校長にまさる」と言う言葉をご存知でしょうか?
一人の先生は学校で、約30人の子供を受け持っているわけですが、いくら熱心に面倒見ても、日常の家庭生活の中で、子どもと接し、その子どもの性格や長所・短所を知り尽くした、父親には勝てないと言う意味です
17世紀に活躍したイギリスの文人ジョージ・ハバードの言葉ですが、要は画一的な学校教育より、「子どものすべてを知り尽くした親に勝る躾や教育はない」と言うことです。
しかし往往にして、日頃仕事で忙しい父親は、子どもと接する機会が乏しいのが現状ですが、そこを、なるべく時間を取り、共有する時間を取ることが大切ですね。
私は学校のキャリア教育にも携わり、就職支援活動にも精を出しましたが、特に「就活」中の子供を持ったお父さんには、子どもの良き相談相手になって欲しいと痛感します。
学生から社会人になる時は、子どもにとっては最も大きな節目で、こんな時こそ、父さんの力は大きいもので、子どもとしっかり向かい合って頂きたいと思います。
そして、子どもが社会人として旅立つようになってあわてるのではなく、日常において、子どもに色々な事、つまり、マナーや世間の事や仕事の事等を教えることがとても大切だと考えます。
学校で習うことは限りが有ります。そのフォローは、いつの時代にも、親が家庭で担うべきですが、最近、親の躾け力が低下してきているようですね。
そこで、子育てや孫育てに携わっている、父母と祖父母、さらには教育や食育に携わっている人を対象にした、《躾に役立つマナー講座》を用意いたしました。
7月14日(日)10時より14時まで、「マナーの基礎知識・社会生活のマナー・人間関係のマナー・生活習慣のマナー・食事のマナー」等を、テーブルマナーと共に、倉敷市の倉敷国際ホテル「桜花の間」で開催します。
参加料は、セミナー・食事・税金サービス料込で6500円です。
一人だけでも結構ですが夫婦お揃いでの参加も歓迎です。
少し遅れますが、このような「父の日プレゼント」も良いですね。
お申込み、お問い合わせは090-4573-1062(平松)までどうぞ。