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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話452≪靴やブーツの脱ぎ方のマナー≫

2013年1月19日

テーマ:日常生活におけるマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

冬場に欠かせないブーツやコートですが、他家や他社、あるいは料亭や居酒屋などに行った際、その扱い方やマナーに自信が無い方が多いようです。
そこで、今までの復習も兼ねて、靴やブーツの品の良い脱ぎ方のマナーをお伝えします。

日本と西洋では色々と生活様式が異なりますが、中でも日本は、「家の中では履き物を脱ぐ」という点が大きく異なります。

従って日本では、昔から「箸使い」と共に、「履き物の脱ぎ方」で、「お里が知れる」と言われたものです。

一般家庭や学校を初め、旅館、居酒屋、割烹等では、今でも履き物を脱いで上がることも多いわけですが、ここで、美しく「履き物が脱げるか否か」では大きな差が生じます。
色々な場面の脱ぎ方を解説いたしますので是非、参考にして下さい。

旅館や和食の店などで、下足番や履き物係がいる時には、玄関の真ん中で、前を向いたまま履き物を脱ぎ、そのまま上がればOKです。

「気が引けるから」と言って、自分で揃えたら、係の人の仕事を取ってしまうことにもなりかねません。

ただしその際、「お世話になります」とか、「お願いいたします」等の言葉は、キチンと目を見て発して下さいね。

係の人が不在の場合や、他家や他社を訪問した時には、前を向いたままで脱いで上がります。ここが大事なポイントになります。
なぜなら、お尻を内部の人に見せないようにするためです。

次に、上がったら、身体の向きを変えて、屈んで、履き物の向きを180度変え、下座側に揃えて置きます。

ちなみに、玄関にも「上座」と「下座」は存在し、下駄箱が有る位置が下座になります。

つまり、他家や他社を訪問して、自分の脱いだ履き物は、下駄箱が有る位置に置くと言うことになります。

夫婦で他家を訪問する時には、夫が先に前を向いた状態で靴を脱いで上がり、その靴を妻が向きを変えて、下座側に揃えてから上がるのが良いでしょう。

では、ブーツはどうでしょうか?
玄関先だけでは用件が済まなくて、家の中に入る可能性が高い時には、ブーツはお勧めできません。

しかし、ファッションや防寒など、止む終えずブーツで訪問する時には、家の中で迎えてくれる人に対して、身体を少し斜めにして、落ち着いて丁寧に脱いで下さい。

その際、「お待たせいたしまして申し訳ございません」等の言葉をキチンと発することが大切です。

脱いだブーツは、下座側において下さいね。
デザインにもよりますが、広がってしまうような物は、ファスナーを占めて、軽く二つ折に折りにたたむといいでしょう。

さらに、変える時の、訪問先のスリッパの扱い方にも注意が必要です。
帰り際には、スリッパはドアー向きに一旦脱ぎます。

靴やブーツを履きます。
履き終えたら、身体の向きを180度変えて、脱いだスリッパの向きを180度変えます。つまり内側に向けると言うことです。

この時には、スリッパを重ねたり、ラックに掛けたりはしません。
但し、公民館や学校等の公共施設などでは、元の状態に置いた方が良いです。

また、履き物を履いた時、コートを着るように勧められたら、コートだけ着て下さい。
マフラーや手袋は外に出て身に付けます。


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