マナーうんちく話73≪話好きになる方法とは?≫
礼儀・作法とは、改まった時だけ必要な「特別な事」ではなく、日常の社会生活を営むに当たり、良好な人間関係を作る潤滑油です。
家庭や地域、あるいは学校や職場などにおいて「相手を大事に思う心」と、それを具体的に「態度や言葉や文章で表現する」ことにより、礼儀・作法は成り立ちます。
最新機器を駆使して、世界中のどことも、誰とも簡単にコミュニケーションができる時代でも、その機器を扱う、「人と人との心と心の繋がり」は不可欠だと考えます。
そして、礼儀・作法には、「なぜそうなるのか?」と言う合理的な理由が必ず存在します。その合理的な理由とは、非常に理にかなった「思いやりの心」にほかなりません。
従って、「形」のみを追い求めるのではなく、美しい形と、そこに秘められた「思いやりの心」を正しく理解することが大切です。
では、次の腕試しをどうぞ。
○他家を訪問した時に、持参した手土産は、どのタイミングで渡すの?
○持参した手土産を渡す時、「つまらないものですが」という言い方は本当に正しいの?
○他家を訪問して、座布団を勧められ、「どうぞお楽にして下さい」と言われたら、どうする?
○来客が「おいとま」を切りだしました。この時、一旦引き留めた方がいいの?
○和室での挨拶、自信ありますか?
では、和室での「3つ指の挨拶」は正しいと思いますか?
○「畳の縁を踏むな!」。この本来の意味は?
○和室での会食時に、挨拶や乾杯は、座ったままで良いの?
○「割箸」の正しい割方は?
○「おかしら」つきの魚、漢字で書けますか?では、正しい食べ方は?
○畳の部屋での食事中にシビレがきれた。どう対応しますか?
○子どもに「正しい箸使い」を教えることができますか?
○箸とお椀、食べる時に先に持つのはどちら?持ち方は?
○客人に茶菓を出す時、菓子は右に置くか、左に置くか、どちら?
その理由がお分かりですか?
ほんの一例を挙げましたが、これらを正しく理解して頂いたら、先人達が築きあげた「和の心」がひしひしと伝わって来て、本当に日本人に生まれて良かったなーと感じます。
そして、こんな素晴らしい文化を絶やさないように、子供や孫にも、教え、伝えたいと思われるのではないでしょうか。
子どもの、「いじめ防止対策」にも、大きく貢献できます。
お母さんや先生や指導的立場の人に、率先して身に付けて頂きたいマナーです。
国際化の進展に伴い、単に英語を勉強するのではなく、日本人としての誇りを持ち、自国の文化や礼儀・作法を、世界に向けて積極的に発信したいですね。
新着のセミナー・イベント情報でご案内しています、2月16日開催の「和の礼儀・作法と和食のテーブルマナー講座」で詳しく触れて行きます。
先ずはお気軽に電話して下さい。
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