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コラム
マナーうんちく話330≪人生設計のお勧め≫
2012年9月13日
野山に宿る草花の白露が、小さい秋の趣を感じさせます。
白露は、「儚さ」の例えにされますが、反面、「宝石」にも例えられます。
ところで、自分の「人生」について考えたことがありますか?
仕事の忙しさに追われ、そのような暇がないかもしれませんが、次第に長くなっていく秋の夜長、人生について考えるのもお勧めです。
「人生とはなんぞや?」「人は何のために生きるのか?」等と、哲学めいた考え方ではなく、自分の未来を、心豊かに充実して過ごすにはどうしたらいいか?ということを考えることはとても大切です。
いずれにせよ、明るい未来を描くには、今をしっかり生きることが必要です。
前回もお話ししましたが、内閣府が行った、国民生活に関する世論調査によると、これからの人生を、物質的豊かさより、心の豊かさに求めている人が多いそうですが、だったら、なおさらキチンと自分の未来と向き合ってみることが必要です。
そして、「自分はこうありたい」という未来像を思い浮かべて下さい。
来年は結婚したい。3年先には父親になりたい。10年先にはマイホームを持ちたい。20年先には会社を興したい。
このような具体的な思いが浮かんだら、必然的に今何をすべきかが理解できます。この具体的な思いに金銭的な裏付けを施すのがライフプランです。
「金銭的」な裏付けはとても大切ですが、私はさらに「健康面」と「精神面」の裏付けも大切だと感じています。
特に、「結婚」に絶対的価値観が置かれなくなり、結婚より優先されるライフスタイルが生まれた今、それを実現させるには、「健康面」や「精神面」の在り方はとても大切です。
金銭面からの生活設計の手法はとても発達しており、専門家も沢山存在しますが、健康面や精神面はなかなか、そうはいきません。
そこでお勧めなのが、ただ単に自分の欲望のためのみならず、「相手のためにお役にたちたい」と言うような発想です。
真剣に自分の人生に付いて考える時には、その基盤になるのは自分ですが、自分を充実させて、相手も充実させる発想はとても役に立ちます。
マイホームを持ちたい、お金を貯めたい、社長になって故郷に錦を飾りたい等と言う希望に、伴侶や子どもの幸せのためにとか、社会貢献のためにと言う精神的な思いが加味されれば、意外にスムーズに思いが叶うかもしれません。
また、そのためには健康であることが大前提ですから、酒の量も減らせるし、家族の幸せのためなら、煙草だってやめられるかもしれません。
さらに、「生きがい」を持たれたらより充実します。
生きがいには、「読書」「音楽鑑賞」のように自分だけの生きがいと、夫婦や仲間と旅行したり散歩したりする生きがいと、ボランティアなどの社会貢献を視野に入れた生きがいがあります。
これらは、一つだけでもいいし重複してもOKです。
そして、「生きがいは持って生まれたモノではなく、自らクリエイト(創造)するモノです」。自分にマッチした生きがい創りを、お勧めします。
また、生きがいづくりは、何時から始めても遅すぎることは有りませんが、早いほどお勧めです。
たった一度の人生。
その貴重な人生を、儚いモノにするか?宝石のようにキラキラ輝いたモノにするか?
台本を書くのも、演じるのも、あなた自身ですが、その際、素敵なマナーがとても役に立ちます。
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