時代はうつろう

テーマ：雑感

私の京都コムニタスでの教育イメージはドラゴンボールの最長老様です。
時々このコラムでも書いてきました。
こちら
そのドラゴンボールの作者の鳥山明氏がお亡くなりになったとのことです。
鳥山作品は「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」など名作揃いです。
私の世代で影響を受けていない人を探す方が難しいと思います。
「Dr.スランプ」で「ニコちゃん大王」は宇宙人でしたが、最初から世界観に宇宙があり、地球を簡単に割ってしまうスケール大きさを描きつつ、でもペンギン村の話という不思議な世界観が素敵でした。

ドラゴンボール当時、ジャンプは600万部という驚異的販売部数を誇り、私が最初に務めた中学生対象の塾でも「カメハメ波」の修行をしている生徒がいましたし、そのうち「舞空術」を使えるようになると信じていた生徒もいました。
修行をしたら強くなるというイメージを与えてくれた作品ですし、そこに亀仙人をはじめとするスーパーインストラクターの存在が重要だったのです。指導者を目指した私にとって、この漫画はとても重要なモデルでした。

そんな経験をしてきた私が、自分で塾を始めると、そのイメージは最長老様だったわけです。
多分、若い人はわからないかもしれませんが、最長老様とは、ナメック星の最長老で、人のポテンシャルを手をかざすだけで引き出せるという能力の持ち主です。
ナメック星が何かを知るには、かなり読み込まないといけないのですが、多分私の世代は、それだけで理解できる人が多いと思います。
昔は散髪屋にいくと、ドラゴンボールのコミックがワンセットあり（もちろん当時は未完）、それを読むために自分の順番が来ても、誰かに順番を譲るなんて現象もありました。
今じゃ考えにくい現象もたくさん産み出した漫画だったのです。
この名作からいただいたイメージはこれからも使わせていただこうと思っています。
ある意味では、私の教育の下地になっている作品です。
ありがとうございました。

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