大晦日に思う

井上博文

井上博文

テーマ:京都コムニタスとはどんな塾か?

大晦日です。
今年もいろいろいろいろありました。
今年京都コムニタスは設立20年を迎えました。
しかし、今時20年の歴史など、あまり意味を持ちません。
9月に、この業種の老舗東京の本物の中央ゼミナールが閉校するとのニュースが流れ、業界に激震が走りました。20年前、一度、訪問をさせていただいたことがあり、いくつか教えていただいたことがありました。その他にも同業が閉校するという話を聴いています。

当塾も時代に適応しつつ、何とかかんとか頑張れたという印象です。
それもこれも塾生の方々、大学の先生方、スタッフのおかげです。
今年もありがとうございました。

今年は、社会的にもいろいろありました。
ポストコロナに入り、インバウンド復活からなのか、京都もたくさんの外国からの観光客が来られています。それがいいのか悪いのかはよくわかりませんが、京都は多少潤っていると聞きます。これで潤わなければ、どうやれば潤うのかってくらい人が来ています。

ポストコロナの生き方については、まだ正解は出ていないと思われます。
この国は、元総理大臣が世を去って、確かに社会が変わり始めています。
稀代のレイプ魔が創立した会社が解体されました。
犯罪者集団の政党が今危機に陥っています。彼らは反社会勢力ですが、彼らの大好きな共謀罪が適用されないといけないはずですが、適用されたら、彼らが大好きな特大ブーメランを受けることになるでしょう。是非、そうなって欲しいと願います。
反社会犯罪者の作った道徳教育なんてやりたくないっていう現場の先生の声をカウンセリングでたくさん聞きましたが、本当にその通りだと共感してきました。

万博やらカジノも大変なことになっています。
加えて、私が願ってやまなかった、巨大お笑い会社も、そろそろ解体ではないかと期待しています。
亡くなったあの方に絡んでいた社会を滅茶苦茶にした構造が壊れつつあります。
もちろん、だからといって、社会がよくなることはありません。
物事をよくしていくのは、悪いことをやめるだけでも無意味ではありませんが、良くしようという意志がなければそうはなりません。

社会や組織の腐敗は、裏金云々だけではありません。自浄能力を失うことを言います。今心理学ではレジリエンスが流行っていますが、本来レジリエンスは、企業や組織の自浄能力を指していました。この国は戦争敗北の総括をしないままに、衝撃的な経済復興をしたので、レジリエンスという言葉について深く考えることはなかったのでしょう。
しかし、コロナによって時代も社会も変わりました。
と、同時に腐敗の姿形が浮き彫りになってきました。


「何で私がそんなことしないといけない」
「仕事増やすなや」
「できることだけやる=やりたくないことはしない」
「あの人がしているのだから、私は関係ない」
つまり「興味ない」
つまり「めんどくさい」
今や「めんどくさい」は小学生でも言います。
つまり「無駄」
つまり「こんなことして何の意味がある」
つまり「イヤ」

こういった考え方が腐敗の空気を作り、気づけば会社や組織、果ては自治体や国に連鎖し、組織の命脈を絶つ腐敗につながっていきます

これは会社の経営も同じことです。
今年1年、私はスタッフに、悪いことは悪いと、忖度だのわけのわからないことで口を閉ざすのではなく、しっかり声を出すように言ってきました。
まだ道半ばですが、少しずつ動いているように兆しを感じています。
ここから、皆がアイディアを出して、良くなる方向を皆で考え、それを実行していく、このシンプルな構造を作り直していく必要があります。

私たち京都コムニタスは、どんな社会であっても、常に塾生の利益(ベネフィット)を追求し、この塾に来て良かったと言ってもらうこと、この塾を通って進んだ大学院で、「この大学院に入って良かった」「出て良かった」と言ってもらうこと、さらにその先「心理職になって良かった」と言ってもらうこと、これを21年目を迎える会社の社是として、これから邁進していきます。

来年もよろしくお願い申し上げます。
良い年をお迎えください。


京都コムニタスでは随時相談を受け付けていますので、お問い合わせいただけたらと思います。
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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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