11月の勉強方法

井上博文

井上博文

テーマ:確実に心理系大学院に合格する勉強方法

11月に入っていました。私の誕生日が終われば、当然11月に入っているのですが、全日本大学駅伝の情報と、出身地、兵庫県の高校駅伝の情報を見て、はじめて11月を認識しました。今年もあと2ヶ月です。朝晩急に寒くなってきました。私は寒さに弱いので、すでにダウンを着ています。常に同じことを言っている気がしますが、あまりにも時間が過ぎるのが早いです。京都コムニタスにとって、11月は非常に重要な時期です。重要というのは、仕事がたくさんあるという意味で重要になるということです。
毎年言っていますが、この時期は様々な目的を持った方々が塾に来られます。今年度中の入試を受ける人、卒論を書いている人、修論を書いている卒業生、合格してフランス語を勉強している人、合格したけど、再度受験することを決意した人、合格したけれど、そのまま勉強を続ける人、研究会に来る方、修論のためのインタビュー調査のために教室を使う方、本当に多様です。今は次の公認心理師試験を受験する人も勉強に来ています。私はそのような状態をとても好ましいと思っています。基本的な考え方として、いろいろな人が自由に往来しつつ、平和が保たれながら、様々なものが生み出されることがコムニタスです。塾としては、我ながらコムニタスを体現できていると、実は喜んでいます。このような多様な方々をカオスにならずに受け入れ、溶け合える場でありたいと願っていますので、とても良い状態だと思っています。是非、若い方々は、このようなコムニタスを見に来ていただいて、特有の良い雰囲気を味わって欲しいと思っています。

一方で、私たちの仕事としては、今年度の臨床心理士指定大学院受験はまだありますので、それに向けた対策をしています。すでに来年度受験の方もおられます。
先日、合格して、さらに2月の受験をするかどうか迷っている人がいますが、その人に伝えているのは、「何としてでもその大学院に入りたいと思えるなら受験しよう」ということです。狙いの大学院は難関で、おそらく2月は2~3人しか合格しないと思います。そこに前期と同じくらい、つまり50人くらい受験する可能性が高いところです。かなりハードな受験勉強になります。それでもなお、何が何でも合格できるだけの戦略を打って、不利な状況をひっくり返したり、1位から3位以内くらいに入れるだけの能力をつけていく訓練を要します。「ダメもと」なら受験はすすめられない、と伝えました。この方にとっては人生の重要局面です。このような重要な選択をするのもこの11月です。

また、以前は、11月は比較的ゆったりしていたのですが、近年は兵庫教育大学や鳴門教育大学などが中期試験を行いますので、この時期は追い込みになります。2月受験をする人にとっては受験校を決めたり、学校訪問したり、論文を集めたり、学科の勉強を進めたりと、盛りだくさんの時期です。またこの時期は、次年度の受験のために、あらたに勉強を始める方も多く、塾内に目標が複数ある状態です。特に今年は3年生からの問い合わせをたくさんいただいています。やはり意識が高まっていることを感じます。勉強を始めたばかりの人は、まずは、着手してみて、慣れるまでやってみることが重要です。そして、受験直前の雰囲気をよく見ておくことも重要です。どのようなジャンルの受験でも同じだと思いますが、受験が近づくと、独特の雰囲気があります。大学院や編入の受験にも相応の独特の雰囲気があります。先輩の様子をよく観察して、研究計画はいつぐらいから始めるべきか、どの程度文献を集めているか、どうやって論文を読んでいるか、英語はどうやって勉強をしているかなどを、見て学んでもいいですし、もちろん、コミュニケーションをとりつつ学ぶのも効果的です。
一方で、学科の能力を上げるのも、この時期に追い込んででもやっておきたいことです。11月は、自分の目標に向けて、やらねばならないことを明確にして、着実に一つずつこなしていく時期です。場合によっては、THE努力のようなことも必要で、何でもやってみようとする気概が必要な時期だとも言えます。

このような状態ですから、受験カテゴリーも様々で、11月の試験を受ける方は、もう追い込みです。今週の私の予約表は夜中までビッシリ埋まっています。こんな時ですから、それぞれの方々は、自分が何をすべきかをしっかり見定めて、そこから相談していただくのが良いのですが、自分のミッションをしっかり定めることも大切な勉強方法の一つです。
簡単に言えば、今は頑張る時期です。2月を目指して、新たに準備を始めたばかりの人もたくさんおられますが、今は辞書を引く、キーワードを覚える、英文を読む、などなど、しっかり頑張れる心身を作る時期です。卒論、修論作成で塾に来られている方もたくさんおられると言いましたが、調査、打ち込み、分析など、やはり頑張る時期です。抽象的に頑張れる身体を作れる時期というのは、1年間のスパンで見ると、実はあまりありません。駅伝選手で言えば、ポイント練習という追い込みの練習がありますが、その少し手前の時期と言えます。ポイント練習は身体にかなり強い負荷をかけます。それでいて壊れては意味がありませんので、その身体を作るのは指導者の腕の見せ所でもあります。「活かして、壊さず、成長だけを拾う」ことができると、成功です。是非、この時期の頑張りを血肉に変えていけるように努力をしていきたいものです。


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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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