心理職になるための覚悟

井上博文

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テーマ:確実に心理系大学院に合格する勉強方法

心理職大全のお問い合わせを時々いただきますが、そこに受験の決意に関することを書いたのですが、これまで、70以上の大学にインタビューをさせていただいた中で、共通するトピックとして、ほとんどの学校の先生が心理職になる決意を説いておられました。これは当然と言えば当然なのですが、「心理職とは何か?」ということをあまり知らないまま決意をするのは容易なことではありません。古宮先生はよく「人生に迷ったとき、実際にカウンセリングを受けてみたらいいですよ」と言われます。実際の心理職の人や、その技に触れてみると、「ああ、すごいな」と思えると、動機付けにはなります。私も菅沼憲治先生の技に感動してREBTを本格的に始めました。ただし、それは心理職になるための覚悟であったかと言われると、少し違うと思います。私は、器用貧乏ですので、本にも書きましたが、「仏教学ベースでREBTができる公認心理師の塾長」です。塾を生業にする者であって、心理職者かと言われると、本物に申し訳ない気持ちが生じます。
臨床心理士の資格試験で、よく嫌われるのは、本職としてのアイデンティティが、臨床心理士にない人、例えば教師など、こういった人は、面接が厳しくなったり、時には不合格になることもあるとよく聞きます。どの先生の仰ることですが、心理職は一生腕を磨いておかねばならないものです。覚悟を決めるというのは、一つはそのような覚悟を決めることだと言えます。専門職者は、一生それで生きていくという決意は必要です。私自身も仏教学を忘れたり、捨てたりすることは生きている限りありません。たとえ、どれほど不遇であろうとも、心身の自由がきかなくなったとしても、です。専門職になるには確かに覚悟が必要で、もしかすると、不遇になるかもしれません。もしかすると、自分が思うような評価は得られないかもしれません。それでも自分の境遇がどうあれ、その仕事を続け、自分を磨き続ける覚悟と言えるかもしれません。


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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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