公認心理師試験(追加試験)北海道試験の問題について
6月9日に『心理職大全』が店頭に並びました。
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自分の書いたものが店頭に並ぶのを確認するという・・・なんと言うか・・ですが、京都だと駅前のイオンモールの大垣書店には並んでいるようです。
本書のサブタイトルが「公認心理師・臨床心理士の資格取得から就職まで」としました。「ありそうでない」を東京図書の担当者の方との打ち合わせのときに話していたのですが、要は、心理職になる決意から、大学院進学への決意につながり、さらに受験の決意につながり、実際の受験勉強、合格、入学、大学院生活、卒業、就職と流れていくわけですが、仕事につくプロセスも様々です。そこで、心理職者にそれぞれの仕事について書いてもらいました。また、古宮先生や日並先生、刑務所で働いている先生にインタビューをしました。単に仕事について聞いたのではなく、なぜその仕事になったかを聞きました。本書のメインディッシュはこのあたりです。あとは、臨床心理士から公認心理師に至る歴史、吉山、藤本をはじめとする京都コムニタスの誇るスターの勉強方法、あとは私の必修の授業で培った約20年の集積について書いています。各パーツの詳細はこのコラムで少しずつ触れていきたいと思います。
私の京都コムニタス設立以来一貫している考えは、大枠では、「どの人も大学院行こう」です。それには「大学院に行けば食べていける」あるいは「大学院に行かないと食べていけない」社会を目指す必要がありますが、この国はあまりに遠いことに気付きましたし、変な政権が長続きしすぎた影響で、学問がどんどん軽視される世の中になり、そして「安い日本」になってしまいました。これでは良くないと、とりわけ最近は考えるようになってきたのも、本書を出そうと決意した動機の一つです。
臨床心理士は、大学院資格で初めてとも言える「食べていける資格」です。河合隼雄先生をはじめとした、多くの大御所がこの資格の創設に尽力してくださったことが、国家資格の公認心理師の創設につながったことは間違いありませんが、この資格が「食べていける資格」にとどまらず、さらに発展していくことを願って書きました。
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