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井上博文

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井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

京都コムニタス

コラム

自分に合った勉強方法

2022年5月11日 公開 / 2022年5月12日更新

テーマ:勉強方法

コラムカテゴリ:スクール・習い事

「自分に合っている」を探す

この時期、よく質問を受けるのは、自分に合った勉強方法について、です。
よく塾の宣伝文句に「オーダーメイド」で個人に合った勉強法・・のようなものがありますが、それは難しいのではないかと、個人的には思っています。自分に合った勉強方法は、最終的には自分で見つけるしかないと考えています。その見つけ方も明確ではありませんが、私自身は、塾生と一緒に探すように心がけています。自分に合った勉強方法がすでに手にあるのか、ないのかについては、慎重に考える必要があります。先に何らかの勉強方法を身につけていれば、ついそれが正しいと思いがちですが、実はあまりよくない癖であるということも珍しいことではありません。英語はその典型で、とりあえずスラッシュを入れ、わからないところは飛ばし、ピリオドまで行くと、仕方がないのでバックして、「かけどころ」を探す・・・はあまり適切とは言えません。また最近では当然インターネットを使うことは無視できません。ただ、あまりにもたくさんの情報があるので、情報の選択能力が必要です。ただ、あまりネットに依存すると、今度は自分のやるべき仕事がみえなくなるということもあります。

「ノートをきれいに書く」「蛍光ペンを使う」「単語カードを作る」「自分の声を録音して、それを聞く」いわゆる勉強方法について、Googleで検索すると数えきれません。それだけ多くの人が「勉強方法」に関心を持っていることは確かです。しかし、本当に「自分に合った勉強方法」は存在するのでしょうか?「自分に合った暗記方法」は、探せばあるのではないかと私は考えています。必修の授業で、私は、いつも「カラオケの持ち歌一曲覚えて、その覚え方を記録しておいてください」と言っています。
こちらのコラムも参照ください。
これは結構有効な方法で、自分がどのように暗記していくかのプロセスは、100人いれば100通りです。誰かこのパターンを解明してくれないかと思うのですが、なかなか難しいようです。ただ、自分の暗記スタイルを知っておくことは有効です。もちろん、興味あるものの方が暗記しやすいことは確かなのですが、暗記だけに限って言えば、興味がなくても、意味がわからなくても、使い物にならなくてもとりあえず暗記をすることは可能です。もう随分前の教え子で、京大法学部に進んだ人ですが、彼は、暗記の達人でした。今は弁護士になっていますが、なかなか癖の強い暗記方法の持ち主でした。「机に鉛筆で書いてそれを消すと覚える」と言うのです。彼はあらゆる勉強はそれでしてきたし、勉強はまずそれで暗記して、後のことは後で考えること、と割り切っていました。暗記をしてとりあえず頭に流し込むことが最優先という考え方でした。別にそれでいいと思います。ただ、その頭に流し込むという作業が非常に特徴的だったということです。しかし、効果は抜群で、彼は日本史を一人で誰からも習わずに(本来理系で、高校でもやらなかったそうです)、センターで(確か)満点をとったのです。ただ、その癖の強さに覆い隠されがちですが、この方法は超がつくほど努力をしないといけません。書いた(正確には消した)物以上のことは暗記できないからです。効率がいいのか悪いのかは、誰にも言えません。彼はそれが一番効率がいいと考えていました。ただ、後にも先にもこんな方法を持っているのは彼だけでしたし、これを本にしてもまず売れないでしょう。また私もすすめません。ただ、目と耳と口のメディアミックスが暗記には優先されることが大半です。ただ、どのようなプロセスでインプットされ、それがどのような形になってアウトプットされるかは全員異なるということです。暗記のデータベースの上に、興味を持ったものに対する勉強が乗ってくるか、あるいは「好きこそものの上手なれ」型で、先に興味あるものから入って、暗記は自然に任せるか、本来どちらが正しいかは安易に言うことはできません。大学受験という競技には前者が適すると思います。しかし、大学院や編入受験は、バランスの方が重要だと思います。また生涯学習という観点からは、後者の方が適すると思います。ただ、どんな勉強方法をとるにせよ、「ドキドキ」「わくわく」「トキメキ」こういった衝撃を受けるものだと思います。また環境も重要で、「勉強=苦」「勉強していないと将来がない」「勉強しないと良い大学に行けない」こういった環境は良くない環境です。逆に「勉強=習慣」「勉強=普通」「勉強=当たり前」「勉強=楽しい」こういった環境は良い環境です。子どもの勉強の場合は、周囲の大人のあり方は非常に重要とされるのは当然のことです。「好きだから勉強する」「自分を磨くために勉強する」動機と目的はそれぞれでいいと思います。良い衝撃と環境があれば、方法は各自で考えるもので良いと思います。


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