想定外が起こった時にわかる強さ
「わかりやすい文章を書くにはどうすればいいですか?」
この時期くらいから、研究計画など、少しずつですが文章化が始まるのですが、いざ、文章を書くとなると多くの人は「私は文章を書くのが苦手です」と言います。文章を書くのが得意な人は滅多にいませんが、あまり苦手と思い込みすぎるのも適切ではありません。では、研究計画や、志望理由を書くに当たって、わかりやすい文章とはどのようなものでしょうか。やや専門的に書いたものがこちらですが、今回は「わかりやすい」という観点から要点のみを書きたいと思います。
まずは、一文を短くすることです。「●●して、○○であって、△△になって・・」といった具合に、いつまでたっても文章を切ることができない人がいますが、これは読み手にしてみると非常に読みにくいものです。「わかりやすい」の第一歩は読み手が読みやすいように書くことを意識することです。読みやすくするには、単文で、できるだけ短くかくということです。
次に、できるだけ難しい言葉を使わないことです。読み手が一読してわかるであろう表現を使うことが基本です。難しいことを難しく言うのは誰でもできる。簡単なことを簡単に言うのも同様。難しいことを簡単にして言うのは賢い人の仕事。簡単なことを難しく言うのは馬鹿の仕事。以上はある先生の言葉ですが、納得がいきます。
次に言葉の選択です。英語などは、難しい単語の後ろに、関係代名詞やコロン、補語など様々な方法で注釈を付します。インドヨーロッパ語族は、注釈言語とも言えます。一方、日本語の場合、このような注釈システムは発達していません。言葉の選択で文章の風合いが決まります。うまく選択すると、最小限の言葉で、様々な映像を伝えることができます。選択が下手だと、何も情報が伝わらないか、逆に余計な情報が伝わってしまうこともあります。いわゆる「中身」が問われやすいのです。俳句などはその典型と言えます。日本語の利点をうまく活かした技術の極みとも言えます。最小限の言葉で、うまく伝えたいことを伝えられると、その文章はわかりやすい文章と言えます。そこにはあまり難しい言葉は必要ありませんが、だからといって、選択の技術がないと伝えることもできません。このあたりのさじ加減が腕の見せ所ということになるでしょう。
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