公認心理師試験と日本語力

井上博文

井上博文

テーマ:公認心理師試験対策

何度か公認心理師試験と日本語力について書きましたが、Gルートの方にとって、日本語を読むトレーニングは、私個人としては最も重要になると考えています。やはり合計154問を読むのはかなりの体力と読解力が必要です。私自身が受験した時も途中退席者が数名いたと記憶していますし、昼休みになると、いろいろな意味で疲労困憊な人もたくさんいたように思います。

私は直前には(というかわりとほぼすべての期間)あまり何もしませんでした、と言ってしまえば身も蓋もありませんが、自分たちの教材の正しさや良さを証明しないといけませんので、それ以外の勉強は一切していません。それでも、ほかにあえてしていたことは、知識量では、心理学の専門家には及びませんから、日本語力で点数を落とさない、取れるものは確実に取ることを強く意識していました。頭が試験の時に機能するセッティングには余念がありませんでした。自分のことばかり言いますが、私は、公認心理師試験を受ける門外漢としては、環境的には日本で最も恵まれていると言えます。横には、おそらく日本で一番公認心理師試験に詳しい男がいますし、目の前の本棚には公認心理師に関する書籍で埋め尽くされていますし、模擬試験は受け放題ですし、過去問詳解も揃っています。過去問はデータ化されたものがPCに入っていますし、その回答も解説も見たい放題です。ある意味門外漢でも満点を目指せる環境です(私には無理ですが)。まして、日常から臨床心理士指定大学院の研究計画を見ていますから、知らないうちに知識が入っているものもあります。受けてみて余計に思いましたが、私はアドバンテージがあまりにもたくさんあります。一般の人が、このような環境を作ることは難しいとは思いますが、まず今からやることとして、まずは日本語読解力とそれを持続する体力作りです。




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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

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