守り抜く?「マッチポンプ」の使用例

井上博文

井上博文

テーマ:思考方法

今、書籍執筆をしています。
インタビューを受けていただけた学校はかなりの数になり、50校程度となりました。数名の先生から「研究でもそんなに受けてくれない」と苦笑されましたが、私が想像していた以上の大学にインタビューできたことは、我々の財産になっています。許可をいただけた大学に関しては、その書籍に掲載させていただく予定ですが、かなりの分量になると思います。是非、良い情報提供ができる本にしたいと意気込んでいます。

その関係で、私自身の執筆箇所に公認心理師の成立のところがありますが、ちょっとうんざりするくらい政治禍がでてきます。こんなに政治禍の機嫌をとらねば、国家資格はできないのか・・と思うと、そりゃ、忖度政治になるわな、とある意味納得しました。そりゃ、国家資格ですから当然のことなのかもしれませんが、この風習は私が子どものころからあったはずですから、私たちが大人になって、何なら、社会の中枢の世代になりましたが、何も変わっていません。もはや遺伝子レベルの話なのかもしれません。次の世代も同じことを繰り返していく輪廻の中に我々はいるのかもしれません。

大学の先生の中にも、公認心理師がどうなっていくかは、政治力も重要とおっしゃる方が多かったと思いますが、複雑です。国家資格であることは、雇用のために重要であることは間違いありません。しかし、この国の最大の災いは古来の大手メディア(マスゴミというやつです)で、その次が政治禍だと私は個人的に強く思っています。

今、自民党総裁選が公示され、候補者が出そろいました。さすがに興味がないではよくないので、きちんと見ようと思って、いくつかの記事を見ました。
日経の記事がよくまとめられていて、読みやすかったです。
4人の言うことを見て、一言で言えば、ドン引きです。過去から通算してみると、まともな人がいるようには見えませんでした。でも、政治禍なんてみんなそんなもんでしょうから、見方を変えて、よりおかしなことを言っている人を探しました。全員には違いないのですが、「最低」だと思えた言葉が「守り抜く」でした。これを言った人は二人ほどいたようですが、「何から」守り抜くのでしょうか?私は「政治禍から(メディア禍から)国民を守り抜く」と言ってくれた人を信用しますが、災いの火元が守り抜くって・・・ドン引きです。「寄り添う」だの「耳を傾ける」だの言う人もいますが、本気だとするならば、是非、「モリトモ問題」で亡くなった方の妻の方の声に耳を傾けるべきでしょう。同じ口が再調査をしないと言います。読んでいて怖くなりますが、「マッチポンプ」という言葉の意味と使い方を私たちに教えてくれているのでしょう。この人々は、今までは守り抜けていなかったとは言わないでしょうから、その人が、今まで何から何を守ってきて、どんな方法をとったのかがわかれば、多少聞く意味があるかもしれません。ドラゴンボールでピッコロが幼い孫悟飯を身を挺して守って、命つきるシーンがありましたが、あれこそ「守り抜いた」わけですが、そんなピッコロのような人がいるようには見えません(ちなみにピッコロは他の星からやってきましたし、孫悟飯の父親の孫悟空もサイヤ人です)。この人たちが「地球に来たサイヤ人」ですから。突然地球に来て、悟空やピッコロを皆殺しにして「地球を守り抜く!」って言っているようにしか見えません。笑えもしません。漫画にもなりません。できもしないことを言うならまだしも、イメージすらないことを口にする異常性に吐き気さえします。今まで憲法を守るとおっしゃる天皇陛下の言葉を無視し続け、皇室に寄り添おうともしてこなかった悪夢の前政権の傀儡が、男系だの女系だのと口にすることさえおこがましいと、私は考えます。だいたいこういう人は「経済を立て直す」なんてことも言います。なんで今まで8年間もナントカミクスをしてきたのに、この人は身を挺して立て直してこなかったのだろうと、素朴な疑問がわきますし、この8年間、「安い日本」をせっせと作ったのがあなたたちだろうと、言われて、「違う」と答えるのでしょうか?違うと言うなら誰の責任と答えるのでしょうか?いつものように支配下のネットやテレビを利用して、他人のせいにしてみても、「ブーメラン」とやらがかえってくるだけでしょう。質の悪い冗談にもなりませんので、「笑わせるな!」とも言えません。
本当は、支持されるかどうかはともかく、正しいのかどうかもともかく、その人の信念として「○○を国家資格にする」「○○法を実現する」「人口を一人でも増やす」「犯罪者を再調査して必ず訴追する」とか、安い日本で適応していくのか、高い日本を目指すのか、はっきり言った上で道筋を示す人が選ばれればいいと思います。後で何を言われるか、わかりませんが、自分が正しいと思うことを、周囲を説得し、納得してもらい、力を貸してもらいながら、説明を尽くし、一つでも実現できる人のことを実行力があると言います。その意味で実行力のある人が選ばれるといいと思います。マッチポンプの人は早々に退場願いたいと思います。


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井上博文
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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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