今年の8月の勉強方法

井上博文

井上博文

テーマ:勉強方法

8月に入ってしまいました。
今年は公認心理師試験も9月ですので、当塾としては、大学院受験と重なるので、とても気ぜわしい感じがただよっています。
いつも言うのですが、8月になると、こうしておけばいいという決まった勉強はありません。京都コムニタスの場合ですと、入塾してこられた時期も違いますし、伸び具合も、狙いの学校も、これら全部、個々の違いが明確になってきます。すでに願書を出した人もいれば、あと一ヶ月くらい、何も提出はないという人もいます。ほとんどの人は、今は願書提出に全力を注いでいます。私も含めて、連日深夜まで、頑張っています。ここにテクニックなどありません。ただひたすら頑張っています。オリンピックでも同じことが言えますが、選手が頑張っている時に、監督、コーチが頑張らないと、そのチームはうまくいきません。監督、コーチは、選手以上に頑張る必要があります。抽象的ですが、頑張ることで見えてくるものもあります。(私は時々変なものが見えますが・・)

この時期は、自分を知る時期でもありますし、研究計画など、自分のしようと思うことをより明確にしていく時期でもあります。行きたい学校のさらなる情報収集も必要です。また情報も大切ですが、行きたいという思いも大切にしておく必要があります。行きたい学校に行って、やりたいことをする。これが基本ですが、この時期になると、不思議と揺らぐものです。この意味でぶれない自分を再構築しておくことも大切です。

一方で、8月は健康にも気をつけたいところです。特に二年連続のコロナ禍において、8月に入っても収束するどころか感染者が増えています。増えているどころか、メディアはとてもうれしそうに「新記録!」と報じています。この国(だけではないでしょうが)の最大の不幸は既存のメディア禍です。一日も早く駆逐されて、メディアのあり方が再編成されることを心の底から願います。それにしても、ここまで変異株とはいえ、夏にここまで広がるとは・・ちょっと予想外でした。2年もたてば、収束はしないまでも、多少は打ち手が出てくるのではないかと思っていましたが、ほとんど打つ手なし状態です。これを無能な政治禍のせいにすることは簡単ですが、多分、奇跡的に有能な政治禍がいたとしても、どうしようもなかったのではないかと思っています。そうなると、やはり個々で警戒せざるを得ないと思います。警戒すべきは、まずはコロナです。マスクに効果があるのかどうかいまだに知りませんが、ないよりマシかもしれません。しかし、東京で1日4,000人以上が感染している状況下で、マスクをしていない人はほぼいないのではないかと思います。少し前に、私も東京に行きましたが、マスクをしていない人は見た記憶がありません。他人の顔がマスクで半分隠れているのは、もはや普通の光景です。マスクをしていない人の方が目立ちます。だから、効果の有無よりも、服を着るレベルでマスクをするのが妥当なのかもしれません。だからマスクに期待などせずに、手洗いうがいは必須です。私も過剰気味にしています。アルコールも効果のほどはわかりませんが、結構たくさん携帯しています。それでもどこかに外出すると、どこなりとアルコールはありますので、これももはや町の光景の一つです。この2年弱で打ち手のなさを思い知らされました。この時期(に限っていないですが)に、生徒も教員も体調を崩して、受験に良いことは何もありません。世の中は梅雨がやっと明けて暑く(熱く)なってきましたので、熱中症も気をつける必要があります。私たちが手がける入試には、常にバランス感覚が要求されますが、暑すぎる時こそ、バランス感覚を鍛える時期と割り切って、ほどほどを意識しましょう。頑張ってほどほどを目指す時期です。

大学は夏休み?に入っているように思いますが、京都コムニタスではあまり夏休み感はありません。この時期は学科も研究計画も面接対策も全部こなす必要がありますので、頑張ってきた人ほど、疲労が出やすいということはあり得る話です。自分の年齢、体調を身体とよく相談をして、「無理がない」というのはむしろ無理があるにせよ、身体に支障がでない程度の無理をするくらいが妥当なところかと思います。それにはやはり自分をよく知ることが
大切です。だからこの時期は自分のことをよく分析して、「今何ができるのか」「これから何ができるようになるのか」をよく知っておくことが必要です。その上でできることを目一杯こなすことが仕事です。良くないのが、ここに来て「効率が良い」「無駄なことをしたくない」という思考です。これが一番無駄です。頭をフル稼働して、知恵を絞り尽くすことが大切なことであって、労力を減らすことを考えてしまうと、最後の伸びが出てきません。

この時期は必修の授業では面接対策に力を注ぎます。集団討論が課される学校もありますので、最終的には集団討論の練習もします。面接では、いかに自分を演出するかが重要になります。そのためには、①自分の長所をより強くする②短所を減らす、かのいずれかに焦点を絞って訓練をする必要があります。これも決まった回答はありませんが、私はどちらかというと①派です。自分の長所をより特化して磨いて、長所というよりも最大の売りにしてしまうと、より戦いやすくなると考えています。私個人の考えとしては、受験において短所は無理して触ろうとせず、放置しておいても良いと思います。それよりもいかに長所を磨き上げるか、その方が多くの利点があるのです。

この時期は抽象的に頑張りつつ、書類を整え、学科の勉強をし、面接対策を授業でしつつ、最も大切なのは可能な限りのコロナ予防も含めて、熱中症にも気をつけて、体調をうまく管理することです。今体調を崩さないようしましょう。試験が終われば体調を崩してもいいということではありませんが、少なくとも、試験までは、ベスト体調を維持することを強く意識しましょう。


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専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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