合理的配慮
第4回公認心理師試験のブループリント新出ワード「精神状態短時間検査ー改訂日本版<MMSE-J>」です。これも高齢者関係の問題と言えます。
日本文化科学社のホームページに詳しく書かれていますが、2019年に改訂されたものです。そのため、最新のものといえると思います。
これは認知症スクリーニング検査で改訂によって信頼性と妥当性が増したとされます。
MMSEはこれまでも重要ワードとして考えられてきましたし、当塾の講座でもアセスメントの分野で扱ってきました。
昨年の全国模試でも出題しました。解説を引用すると、
「MMSE(Mini Mental State Examination)は、ミニメンタルステート検査と呼ばれ、日本語では「精神状態短時間検査」と呼ばれる認知症のスクリーニングテストである。MMSEの評価項目は11問、所要時間は10〜15分程度で実施、採点が簡便であるため、認知症の診断補助に有用なスクリーニング検査として多く利用されている。いわゆる質問法形式の検査である。」
となっております。
今回は日本語の改訂版が出されていますので、改訂ポイントを日本文化科学社から引用させていただきますと、
厳格な外的基準を用いて新たなデータを収集し、再標準化を行いました。
原版MMSE(2001年版)との等価性を重視するとともに、下位検査間の時間による影響を軽減するため、「注意と計算」課題の施行法を変更しました。
健常者とMCI(軽度認知障害)間のカットオフ値、MCIと軽度AD(軽度アルツハイマー病)間のカットオフ値を定めました。
旧版記録用紙も継続して使えます(テクニカルレポート#2参照)。
MMSE-Jの改訂にあたって(MMSE-J改訂日本版『使用者の手引』から抜粋・要約)
とのことです。実際の出題は、もう少し細かいところから出ると思いますので、現物を見ることも大切だと思います。いずれにせよ改訂箇所が、事例も含めて出題される可能性はとても高いと思います。是非勉強しておきたいワードです。
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