マイベストプロ京都
井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

ブループリント新出「精神状態短時間検査ー改訂日本版<MMSE-J>」

2021年5月14日

テーマ:公認心理師試験重要キーワード

コラムカテゴリ:スクール・習い事

第4回公認心理師試験のブループリント新出ワード「精神状態短時間検査ー改訂日本版<MMSE-J>」です。これも高齢者関係の問題と言えます。
日本文化科学社のホームページに詳しく書かれていますが、2019年に改訂されたものです。そのため、最新のものといえると思います。
これは認知症スクリーニング検査で改訂によって信頼性と妥当性が増したとされます。

MMSEはこれまでも重要ワードとして考えられてきましたし、当塾の講座でもアセスメントの分野で扱ってきました。
昨年の全国模試でも出題しました。解説を引用すると、
「MMSE(Mini Mental State Examination)は、ミニメンタルステート検査と呼ばれ、日本語では「精神状態短時間検査」と呼ばれる認知症のスクリーニングテストである。MMSEの評価項目は11問、所要時間は10〜15分程度で実施、採点が簡便であるため、認知症の診断補助に有用なスクリーニング検査として多く利用されている。いわゆる質問法形式の検査である。」

となっております。
今回は日本語の改訂版が出されていますので、改訂ポイントを日本文化科学社から引用させていただきますと、

厳格な外的基準を用いて新たなデータを収集し、再標準化を行いました。
原版MMSE(2001年版)との等価性を重視するとともに、下位検査間の時間による影響を軽減するため、「注意と計算」課題の施行法を変更しました。
健常者とMCI(軽度認知障害)間のカットオフ値、MCIと軽度AD(軽度アルツハイマー病)間のカットオフ値を定めました。
旧版記録用紙も継続して使えます(テクニカルレポート#2参照)。
MMSE-Jの改訂にあたって(MMSE-J改訂日本版『使用者の手引』から抜粋・要約)

とのことです。実際の出題は、もう少し細かいところから出ると思いますので、現物を見ることも大切だと思います。いずれにせよ改訂箇所が、事例も含めて出題される可能性はとても高いと思います。是非勉強しておきたいワードです。


***************************

公式ホームページ
大学院・大学編入受験専門塾 京都コムニタス
臨床心理士・公認心理師大学院受験コース入塾説明会
入塾説明会情報
合格速報
コムニタス総合研究所

公認心理師試験対策講座
公認心理師試験対策 全国模試

ご質問・お問い合わせはこちら

自分磨きのための仏教
龍谷ミュージアム

REBT(論理療法)を学びたい方はこちら
日本人生哲学感情心理学会の理事長を務める心理学者
日本人生哲学感情心理学会

この記事を書いたプロ

井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(株式会社コムニタス)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都の出産・子育て・教育
  4. 京都の大学受験・共通テスト(センター試験)
  5. 井上博文
  6. コラム一覧
  7. ブループリント新出「精神状態短時間検査ー改訂日本版<MMSE-J>」

© My Best Pro