主治の医師
第4回公認心理師試験の最新のブループリントの新出ワードとして「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」が加わりました。
こちら
これは大項目3:多職種連携・地域連携 の箇所と、17:福祉に関する心理学の中項目:(2)福祉現場における心理社会的課題と必要な支援方法の2カ所に出ています。2回も出すくらいですから、何らかの問題が出ると見ていいと思います。
当塾の模試では以前、緩和ケアの分野で出題しました。また、以前、滋賀県立大学に出した志望理由書にこのワードを入れたものを書きましたので、軽く知っています。当塾の模試の解説から一部引用しますと、
平成19年5月に厚生労働省より終末期医療の決定プロセスに関するガイドラインが提示されている。終末期医療に関して、患者と医療従事者とが十分な話し合いを行い、専門的な医学的検討を踏まえた上で、インフォームド・コンセントに基づき、患者が意思決定することを基本としている。患者が終末期で望むケアなど意思決定に至るために話し合う過程のことをアドバンス・ケア・プランニング(ACP)、患者が事前の意思を示すことをアドバンス・デレクティブ(AD)と呼ばれる。しかし、臨床の場では、患者と家族、医療者があらかじめ話し合いを行うことが当たり前になっているとは言えない現状がある。
このようになっています。
また片山陽子氏(2014)「研修報告 : カナダBC州におけるアドバンス・ケア・プランニングの実践と教育の展開」では、
「ACPとは、成人(カナダでは19歳以上)である患者が疾病等によって必要となった治療やケアの選択の意向と現在の気がかり、患者自身の信念や価値観及び希望について、家族などの患者にとって大切な人や医療者と話し合うプロセスである。心身状態の悪化など病状経過の中でその内容は変化することを前提に、繰り返し実践し続けるものである。また、患者自身の意思決定能力が低下した場合に備えた代理意思決定者の選定(Representative Agreement以下、RA)と、終末期の医療に関する事前指示であるアドバンス・ディレクティブ(Advance Directive以下、AD)の作成も含む。ACPは特に終末期のみならず、BC州では治療の全ての過程に必要であると提示している。さらに広義では医療に関することに留まらず、いかに生きるかという人生の問いそのものであるという哲学のもと、健康な人も含めて全ての人に必要なアプローチと捉えて地域住民を対象に普及を推進している。
聞いたことがあるようなないようなワードですので、しっかり調べておいた方がいいと思います。当塾の模試では事例で出題しましたが、本試験でも事例で出てもおかしくないと思っています。
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