公認心理師過去問詳解 2018年12月16日試験 完全解説版
日本心理研修センターより、第4回公認心理師試験に向けたブループリントが出ました。
こちら
ブループリントは、公認心理師試験出題基準とも言いますので、今回初めて受験される方は、まずこれをしっかり見るところから勉強を始めるのが妥当です。もちろん、過去にもこれは出されていますので、それを見られた方も多いと思います。例年、それほど多くの変更点は出ませんでしたが、若干の変更点は狙われやすい箇所と見る方が妥当です。しかし、一方で、4回のブループリントで一度も変わっていないところは、それはそれで外せなくなってきました。要するに全部重要ということになります。
しかし、今年は想像以上に変更点が出ました。量が多いため、次回とに分けて追加項目を指摘したいと思います。高齢者関係の問題の多さは公認心理師試験の特徴になっていますが、今回の変更点もかなり高齢者の分野で目立ちました。
2 問題解決能力と生涯学習(1)自己課題発見と解決能力 「心理職のコンピテンシー」追加
3 多 職 種 連携・地域連携「アドバンス・ケア・プランニング<ACP>」追加
7 知覚及び認知 「知覚・認知機能の障害」追加
8 学習及び言語(1)人の行動が変化する過程 「鋭敏化」追加
8 学習及び言語(2)言語の習得における機序 N.Chomsky の言語理論(普遍文法、生
成文法、言語獲得装置)チョムスキーの名前が追加
12 発達 (1)認知機能の発達及び感情・社会性の発達 乳児に対する実験法(選好注視法、馴
化・脱馴化法、期待違反法)が追加
(2)自己と他者の関係の在り方と心理的発達 対人関係の発達(仲間関係、友人関係、異性関係)追加(書き加え)
「向社会性、非社会性、反社会性」が追加
(5)高齢者の心理社会的課題と必要な支援 「終末低下」追加
13 障害者(児)の心理学 (2)障害者(児)の心理社会的課題と必要な支援 「障害者(児)の基本的権利」追加
14 心理状態の観察及び結果の分析 (6)適切な記録、報告、振り返り等、 「アセスメント結果のフィードバック」追加
17 福祉に関する心理学 (1)福祉現場において生じる問題とその背景 「福祉の基本理念」「軽度認知障害[mild cognitiveimpairment<MCI>]」「エイジズム<ageism>」「高齢者の心理(認知の予備力<cognitive reserve>」「エイジング・パラドックス<aging paradox>」「高齢者の意思決定と詐欺被害、「こころ」の加齢モデル)」追加
(3)虐待、認知症に関する必要な支援
「認知症の行動・心理症状[behavioraland psychological symptoms of dementia<BPSD>]追加
「高齢者に関する心理検査(改訂長谷川式簡易知能評価スケール<HDS-R>、精神状態短時間検査-改訂日本版<MMSE-J>、clinical dementia rating<CDR>)」として追加、再編
「認知症の人に対する心理支援(回想法・ライフレビュー、応用行動分析的アプローチ、認知リハビリテーション、認知機能の活性化、診断前後の支援、認知症の予防と共生)」追加、再編
「関係者に対する心理支援(家族介護者・介護職への支援、養護者・養介護施設従事者等への支援)」追加
18 教育に関する心理学(1)教育現場において生じる問題とその背景 「アクティブラーニング」追加
「学校文化、教師-生徒関係」追加
(2)教育現場における心理社会的課題と必要な支援「特別支援教育」追加
「教育関係者へのコンサルテーション、コラボレーション」追加
「学校危機支援」追加
次回に続きます。
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