何事も見方、言い方、とらえ方次第-言葉を尽くす
新年あけましておめでとうございます。
今年も精一杯務めますので、よろしくお願い申し上げます。
新年は4日から仕事始めとなります。
昨年はコロナ禍一色でしたが、今年は何か変化があることを祈って、期待して、願って、希望しています。奈良時代や平安時代に仏教者が官僚であった時代、僧侶は祈りの専門家でした。この国は祈りに支えられてきた国でもあり、厳しい天災や疫病の中で生き残ることができた国です。
毎年正月は駅伝観戦三昧に入りますが、駅伝を含む陸上のロードレースは、外で行いますので比較的開催されやすいのか、年末の全国高校駅伝から、元日のニューイヤー駅伝が開催され、箱根駅伝も無事に開催されるようです。チーム関係者にコロナ感染者が出てしまうと、残念ながら棄権になりますが、それでもものすごく大勢の人々の熱意と選手や関係者の努力があって、開催されるのだと思います。人は一人で生きているのではなく、支え合いの中で生きているということを強く意識させられます。これはスポーツだけに限ったことではなく、本来はあらゆることに当てはまるのだろうと思います。
私は仏教の話をするとき、よく諸行無常という言葉を使います。仏教の基本中の基本用語です。大雑把に言えば、あらゆる物事(正確には作られたもの)は常に同じ状態ではない、ということです。私たち人間も作られたもの、様々なパーツでできていて、思い通りに変えたり、悪くなっても取り替えがきかないので、「苦」であることが基本です。だから、私たちはどんなに幸せと思っていても、その瞬間からそうではなくなっていっています。でも、一方で、どんなに不幸を感じていても、その瞬間からそうではなくなっていっています。
コロナとて、諸行無常の法則からは逃れられないはずです。あらゆる疫病の中で、諸行無常にあわせて、人間は適応してきました。「勝負の○週間」と言い、勝ったか負けたかを言わず、誰も責任を取らず、より悪い状態になると今度は「正念場」。こういうことを言われると、いつ終わる?という疑問ばかりになり、不安になります。諸行無常には抗いようがありません。勝負にそもそもなっていません。勝負ではなく、過ぎ去ってもらうために、もっとも合理的な戦略を考える方がより良い適応が見えてくると思います。
皆様にとって今年は良い1年だったと言える年になりますように。
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