これから塾の教育システムにLMSを組み込みます

井上博文

井上博文

テーマ:京都コムニタスとはどんな塾か?

今年の1月に新型コロナウイルスが我々の生活を脅かすものであることが明確になり始め、我々としても、早い対応が必要と判断し、即時オンライン授業ができる態勢を整えました。しかし、すぐに気づいたのは、オンラインとは、その定義が曖昧であることです。当初のイメージでは、やはりzoomやGoogle meet、Teamsなどを使ったオンライン会議を授業に応用し、生徒が自宅で通常のライブ講義に参加できることで、電車等に乗ることを回避できる、くらいに考えていました。ところが、オンライン授業はもっと奥が深く、うまく応用すると、教育の質が上げる可能性を持ったものであることがわかってきました。その時点ではまだ緊急事態宣言が出ることなど想像もしておらず、遠方から来る塾生のことをイメージしていました。
実際にオンラインを進めてみると、どんどん高質の方法を求めるようになります。単に便利になるだけでは良くないので、当塾の最大の特長である「柔軟さ」をオンラインに反映させることを念頭におきました。幸い、辰巳さんとの業務提携のおかげで、機械に対するハードルはかなり下がっていましたし、事務方が塾長の思いつきをいつも形にしてくれるという、当塾最大のアドバンテージをフル活用し、結論としては、遠隔授業にとどまらず、オンライン授業の可能性を講師、生徒、塾運営側の三者がうまく使える設定を考えました。それがLMS構想になりました。これまた幸い、私が大学に複数出講していることもあり、大学のLMSを経験することができていましたので、ほとんど抵抗はありませんでした。ただ、昨年までは、教員も学生もそれを利用する学生はむしろ少数派だっと思います。私もおもしろいので、触りまくっていましたが、大学の授業で運用することはほとんどありませんでした。しかし、3月に入り、大学が少なくとも前期オンライン化することが宣言されるようになり、いよいよLMSが本格始動することに舵が切られました。これで当塾も待ったなしになり、LMS作成に入りました。

結果から言えば、当塾はLMSを二種用意しています。一つは事務方の作成したもので、これは塾内で使います。もう一つはいつもお世話になっている新谷さんに依頼して、作ってもらっています。新谷さんには、常にアドバイスをいただきながら、進めてきましたし、やはりプロの作ったものを利用して、より良い態勢を取ろうという結論になりました。

これから徐々に移行作業に移ります。私はいつも言っていますが、毎年塾に新しいものを一つ以上導入するようにしています。新型コロナは、私たちの生活を一変させました。自然の力に畏怖の念を持ちながらも、私たちは適応して生きていかねばなりません。教育は、その最前線にあります。小学校から高校まで学校は5月いっぱいほとんどがストップしましたが、国は、ただ止めるだけで、全く無策でした。しかし、大学が止まらなかったことは、とても重要な意味を持ちます。私たちの業種は大学ありきです。今後大学はオンラインとともにあります。WITHコロナは使い方が間違っていますが、WITHオンラインは正しい使い方です(意味わかっていただけると思います)。当塾のLMSを塾生に経験してもらうことで、進学した先でも、うまく適応できるようにとの意味もこもっています。

詳細は遠からず、HPやこのコラムでもお知らせします。





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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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