スポーツの世界から医学部学士編入

井上博文

井上博文

テーマ:医学部学士編入

「女性救命医が体育学部からの「医学部編入」を諦めず実現できた理由」という記事を読みました。
こちら
私自身も時々医学部学士編入のコラムを書いていますが、
例えばこちら
大変な難関です。京都コムニタスでも過去に医学部学士編入で医学部に入り、医師になった人もいますが、ドラマが一つ書けるくらいのストーリーがあります。当塾から姉妹で医学部に入った例もあります。
こちら
お姉さんはすでに医師になりました。私の印象と経験で言えば、医学部学士編入に合格できる人は、学力はもちろん必要ですが、それ以上に、何か特化した得意技、あるいは、他人が聞いて驚くようなキャリア、あるいは、以前にも書いた、ちょっと常人離れした能力などのうちのどれかがあると有力になります。さらに学校にもよりますが、医師になりたい、医学研究がどうしてもしたい、これを証明できる強い理由とそれを使って証明する能力と熱意。などなど、言い出すとキリがないですが、普通の勉強だけではなかなか届かないカテゴリーなのかなと思っています。
記事にもありましたが、先だって、日本中が沸き立ったラグビーワールドカップの日本代表選手が医師を目指すことを宣言されたそうですが、このようなキャリアがあると、大きな武器になります。私がこの仕事を始めたころ、国立の医学部学士編入は、医学研究者志望であることが前提でした。またたいていは要項に「若い研究者募集」とこそっと書いてあるのです。何をもって若いとするのかがわからず、いろいろな大学に電話をしてききましたが、ほとんど情報が得られませんでした。当塾で長く医学の講師をしてくれている先生から、当時「若いとは25歳まで」を示すということと、知り合いの医師で滋賀医科大の編入に成功した人からも25歳くらいではないか、と聞いたことから、どうも医学部学士編入は25歳前後が合格ラインとしてあるのではないかと考えてきましたし、実際当時はそうだったと思います。確かに前述の姉妹は二人とも25歳未満でした。しかし、ここ数年、傾向が変わってきました。以前にも書いたことがあるのですが、医学部を持つ大学もそれぞれの考え方が前面に出されるようになってきました。おそらく大学が法人化した時くらいからではないかと思います。そのあたりから、必ずしも年齢の壁がどの大学にも適用されるわけではなくなっていることに気づきました。この記事に出てくる方は31歳だったそうです。実際に最近は30歳を超えている人でも合格していると聞きます。また絶対に医学研究者希望でなくとも合格できている事例もあると聞いています(私は生徒にそれをさせる勇気はありませんが)。医学部人気は近年さらに人気が高まっています。地方の医療者不足も深刻です。様々な社会状況が受験に反映するのはいつの時代も同じですが、医学部に入る方法はいくつかあるということは知っておくと有益です。



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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

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