心理職大全について
第2回公認心理師試験の合格発表がありました。
受験者数 16,949 人
合格者数 7,864 人
合格率 46.4%
でした。やはり難しかったようです。この合格率の低さは想像以上でした。
内訳が
D1が1,879人合格で23.9%、合格率は53.6%でした。
D2が1,253人合格で15.9%、合格率は58.8%でした。
Gが 4,728人合格で60.1%、合格率は 41.8%でした。
以上から9085人が不合格になってしまいました。昨年と比べるとかなり厳しい数字です。
合格者は7864人で昨年は27,876人ですから35740人の公認心理師試験合格者がでたことになりますが、供給量は大丈夫なのかとちょっと気になります。
合格率から逆算すると、D1は3500人ほどが受験したことになります。
D2は2130人ほどが受験しています。
Gは11300人ほどが受験しています。
次年度を考えた場合、D 1は臨床心理士と見るのが妥当ですが、1600人程度が不合格です。臨床心理士は今年37000人くらいになると見込まれます。昨年D1は14513人合格しており、今年の1879を足しても16392人ですのでGで受験した人もいるので、単純には言えませんが、まだ万を超える臨床心理士が公認心理師になっていない可能性が高いと言えます。受験する意思のない人もいるでしょうから一概には言えませんが、少なくとも次回は今回と同じ3500人から4000人程度の受験者が出ると思われます。
D2は同じくらいの数字に今年の不合格者の1000人程度の数字を足した数字3000人程度が受験すると見るのが妥当でしょう。
Gは6500人ほど残りました。すぐに現任者講習があることを思えば次回も同じくらいの受験者と見るのが妥当だと考えられます。
以上からすると、次回も同じくらいの受験者数と見るのが妥当でしょう。少なくとも15000人程度と見るのが良いと思います。
次に得点に関することですが、巷ではいろんなうわさが出たと思いますが、私はあまり振り回されないようにと言ってきました。やはり、昨年と全く同じでした。
合格基準
次の条件を満たした者を合格者とする。 総得点230 点に対し、得点 138 点以上の者(総得点の 60%以上とする。配点は 一般問題が1問1点、事例問題が1問3点である。)。ただし、参考資料のとおり、問題の一部を採点対象から除外された受験者にあ っては総得点の 60%以上の者。
このようになっています。今年はむしろ容赦なく昨年と同じ基準が適用されたのだと思います。少なくとも経過措置の間はこのままいくと見るのだ妥当だと思います。次回はいつになるかはまだわかりませんが、私個人としては9月にするくらいなら、今年8月にした意味がありません。でも8月はオリンピックがあることを思えばもっと早くなるでしょう。7月は大学が忙しい時期ですし、また現任者講習の時期から半年と見ると、6月か5月で、私は、5月の終盤あたりかなとにらんでいます。かりにそうだとすると、8ヶ月程度です。こんな難しい試験を8ヶ月程度の準備期間とは・・次回受験をお考えの方は早めの準備をするのが良いでしょう。
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