公認心理師試験　平成31年度版ブループリントが出ました　②

2019年3月23日

テーマ：公認心理師試験対策

コラムカテゴリ：出産・子育て・教育

前回の続きです。
前回も述べましたが、ブループリントとして、前年と大きく変わっているというわけではありません。しかし、昨年あまり出なかったところ、今年変更が出たところなどは、注目しておくべきでしょう。

10 脳・神経の働きは変化なしです。
11 社会及び集団に関する心理学
（1）対人関係並びに集団における人の意識及び行動についての心の過程
個人過程が「個人内過程」に変更
「対人ストレス」「親密な対人関係」「集団内過程」「集団間過程」「ソーシャルネットワーク、ソーシャル・サポート」「集合現象」「集団、組織」が追加
対人関係、対人魅力、対人行動（攻撃行動、援助行動、協同）、社会的促進、社会的抑制、紛争、葛藤、和解がカット

→ここはかなり変更点が多かったと言えます。

（2）人の態度及び行動
「対人行動」「対人的相互作用」が追加
思考はカット
（3）家族、集団及び文化が個人に及ぼす影響
「家族関係」「異文化間葛藤」が追加
不適切な養育（虐待、ネグレクト）が「不適切な養育（虐待など）」に変更

12 発達
（2）自己と他者の関係の在り方と心理的発達
不適切な養育（虐待、ネグレクト）がカット
→発達の変更点はこれだけです。11と重複したからでしょう。

13 障害者（児）の心理学
（1）身体障害、知的障害及び精神障害
「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律<精神保健福祉法>」が追加
→13もこれだけですが、この追加は重要です。

14 心理状態の観察及び結果の分析
（4）心理検査の適応、実施及び結果の解釈
「実施上の留意点」が追加

15 心理に関する支援（相談、助言、指導、その他の援助）
（1）代表的な心理療法並びにカウンセリングの歴史、概念、意義及び適応
構成主義がカット
（2）訪問による支援や地域支援の意義
アウトリーチ（訪問支援）が「アウトリーチ(多職種による訪問支援）」に変更
「地域包括ケアシステム」「コミュニティ・アプロ―チ、コンサルテーション」が追加
（3）要支援者の特性や状況に応じた支援方法の選択、調整
「転移」「エンパワメント」「ナラティブ・アプローチ、ストレングス」が追加

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