第6回公認心理師試験結果発表
ここのところ、合格速報が続きましたので、少し前の話になるのですが、大阪経済大学に公認心理師に関して取材をさせていただきました。応じていただいたのは、当塾がいつもお世話になっている古宮昇先生です。古宮先生は、大阪経済大学で公認心理師に関することを担当しておられるとのことで、お話を聞かせていただきました。まず、大阪経済大学も、公認心理師には対応されるということは確定しているとのことでした。今ちょうどカリキュラムを編成しておられるとのことで、お忙しい時にお邪魔してしまいました。私が常に気になっているのは、現在の4回生で、臨床心理学を専門として学んでいない方の処遇です。このあたりを役所に聞くと、踏み込んだ回答をされるのは、いつも厚労省の方ですので、この資格は厚労省優位なのかなと、つい思ってしまいますが、大阪経済大学では、可能な限り、科目の読み替えの努力するとのことでした。また、当面は、臨床心理士指定大学院を堅持し、やはり臨床心理士と公認心理師の共存共栄をしていきたいとも仰いました。私が思うに、今公表されている制度は、学部の単位を取らせて、その上で臨床心理士指定大学院に進み、両方の資格が取れるというものですが、このままでは将来的に公認心理師が選抜試験合格者がそのカリキュラムを取れるようになってしまう仕組みになっているように見えます。少しニュアンスは違うでしょうが、保健師や助産師と看護師の関係のように、公認心理師が上位資格になることをイメージしているように見えてしまいます。そのあたりも古宮先生に伺ってみましたが、大阪経済大学も選抜試験をする予定はない、ということですが、難しい問題で、否定はされない、といったところでした。今のところ、選抜試験を課すという指定大学院はありませんので、是非、そのまま堅持していただきたいと、私としては思っているのですが、危機感を持っておられる先生は多いとのことでした。
あと、私たちは編入学を専門として扱いますので、今年、3年次編入の試験に合格して、2018年4月に3年に入った場合、公認心理師に対応をしていただけるかを確認したところ、すぐには明言できないけれど、善処は可能なのではないかとのことでした。単位の読み替えの相談にものっていただけるとのことでした。
大阪経済大学の人間科学部の編入試験は、若干名の募集ですが、まだ出願期間は残っています。
こちら
よく相談した上ということになりますが、心理学系学部以外の方で公認心理師をお考えの方は、検討の余地はあると思います。
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