カジノ法が通ったそうです
昨日9月6日、京都光華女子大学に訪問させていただき、公認心理師に関する取材をさせていただきました。まずは、長時間、質問にお答えいただきありがとうございました。公認心理師の養成に関しては、まだまだわからないことが多く、これから整備されていくとは思いますが、それはやはり問題が生じてからということになります。今、私が感じている問題点は、現在、大学4回生で、心理学未修者が、臨床心理士指定大学院に入った場合、公認心理師の資格を取る術が見えにくいということです。これはまた後の課題とします。
京都光華女子大学の取材は、担当の鳴岩先生にもおいでいただき、1時間以上質問にお答えいただきました。大変有益な情報をいただけたと思います。
まず、私が気になっていたことは、公認心理師は各大学から、何名くらい出るのか、という問題です。京都光華女子大学では、臨床心理士指定大学院の定員くらいを想定しておられるということでした。したがって10名以内ということになりそうです。京都光華女子大学は、臨床心理士と公認心理師の関係としては、「共存共栄」を考えておられるということです。そのため、当面は、臨床心理士指定大学院、すなわち、「心理学研究科、臨床心理学専攻」を堅持されるとのことでした。そのため、学部も健康学部、心理学科のみで対応されるということで、他の学部で、公認心理師のカリキュラムを取るのは難しいとのことでした。そのため、学部の定員が50人ですので、そこから実習80時間と指定科目を修めた人が、大学院に進み、さらに科目と実習450時間を修めた人が公認心理師になれるということになります。
京都コムニタスは、大学院受験と編入受験を専門に扱いますので、私たちの最大の関心事は、3年次編入ということになるのですが、京都光華女子大学の場合、心理学科の募集は若干名となっており、それほど多くの人が入れるということではありませんが、編入生にもしっかり対応はしていただけるとのことです。ただ、実質機能するのは、2019年からと見るべきだと思われます。できたら、編入の枠を増やしてほしいなぁ、とそれとなく言ってみたのですが、そこはスルーでした。それでも、編入自体はウエルカムということです。ただし、前の大学でどれだけの単位を取得しているかが重要で、あまり取れていないと、2年で卒業は無理かもしれないとのことです。ただ、どの科目が読み替え認定されるのかということについては、事前相談には乗ってくださるとのことです。是非、気になる方は、相談に行くべきだと思います。鳴岩先生も、事務の方も、仰っておられたのが、この大学は「個別対応」に力を入れておられるということです。
ただ、編入の場合は、試験の際に「公認心理師を取りたいから、編入したいです」などという志望理由を言われてしまうと、「困ってしまいますね」とのことですので、そこは気をつけましょう。大学院は、臨床心理士も公認心理師も両方取りたいということで構わないとのことでした。
次に、この問題も前から気になっていたのですが、公認心理師の単位をとるために、保健師や助産師のように、選抜テストが行われるかどうか、と言う問題です。結論から言うと、京都光華女子大学は、選抜テストのようなものは想定しておられないということでした。もちろん、学部50名誰でも実習に送れるということではなく、最低限度のハードルは設けるとのことでした。出席が足りない、時間が守れない、不真面目ということであれば、難しいでしょうから、当然だと思います。ただ、基本的に水準を満たしていれば、希望される限り、実習先は、「なんとしても見つけます」とのことでした。それに付随してのことですが、移行措置が終わってからのことですが、仮に、学部で、実習を取らなかった場合、臨床心理士指定大学院に行けるのか、その種の受験基準を設ける予定はあるのかどうかを伺いました。その点については、臨床心理士指定大学院としてのこれまで大切にしてきた部分は堅持されるとのことでした。したがって、学部で実習をとっていなくて、公認心理師はとれなくても、臨床心理士のみになりたいという人でもウエルカムということです。ただ、その分、公認心理師の輩出数が減ってしまうというジレンマもあります。
以上が前編です。後編は、また後日に予定しております。いずれにしても、どの大学もですが、かなり苦労しておられるという印象です。でも、京都光華女子大学は、公認心理師について非常に熱意があり、真摯に取り組もうという姿勢が明確でした。
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