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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

プレイボール2

2017年4月5日

テーマ:雑感

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

大学院受験や編入受験に何の関係もないのですが、かつて、ちばあきお氏のプレイボールという野球漫画の名作がありました。おそらくその前の「キャプテン」ならアニメにもなりましたのでご存じの方も多いと思いますが、その続編、高校編とも言えるのがプレイボールです。この漫画の魅力を語ると、一週間くらいかかりそうですので、割愛しますが、私たち、団塊ジュニア世代にとって、青春時代の漫画です。クラブ活動、キャプテンシー、先輩・後輩、試合、大会、調整、チーム、挑戦、などなど言い出したらキリがないくらい、この漫画から学んだと思います。中学の時陸上部のキャプテンをしていましたが、この響きが何となく誇らしく、責任を持つ意味を覚えられたと思います。
こんなキャプテン、プレイボールという名作ですが、ちばあきお氏が体調不良になったこともあり、未完状態のままだったのです。その後ちばあきお氏が他界したため、この漫画はもう終わったものでした。しかし、このほど、グランドジャンプという雑誌で、プレイボール2という形で、物語の続きから始まりました。作者はすごい勇気だと思います。画風は前の作品を見事に踏襲しており、本当に今の時代に物語が引き継がれたのだと、ちょっと感動しました。時代は昭和です。私が小学生の頃の漫画だと思いますので、主人公は高校生ですので、私よりも少し上の世代、今なら50代から60歳前後の人々が生きた戦後しばらくした後の昭和だと思われます。今の野球漫画は、どちらかというと、弱いチームが強くなるのではなく、元々強いチームが同様の強豪と戦うための成長ストーリーであることが一般的になりました。ちばあきお野球漫画は、今の価値観からみると、学生スポーツ漫画の中でもかなり異彩を放っており、特に強くもない普通の高校に中学で優勝したメンバーが少しずつそろい、血のにじむような努力を重ね、強豪に挑むも跳ね返されます。甲子園には遠いチームを描いています。今でいえば、公立高校のチームが少しずつ強くなって、甲子園を狙えそうなところまで来るか来ないかくらいのチームを描いているというところです。普通に見れば中途半端なのですが、これがなんとも言えないハラハラドキドキがあり、弱者が強者を倒す快感もあり、努力が実を結ぶ喜びもあり、確かな成長もあるのです。非常に深い漫画でした。今度は、どのように描かれるのかは作者次第ですが、難しいことだと思います。でも、あの時代の漫画で育った一人として、応援したいと思っています。



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