合格速報-看護大学3年次編入 滋賀医科大
昨日、臨床心理士資格試験の合格の報が届いた人が多かったようですが、数年前の生徒さん数名から合格の報をいただきました。私たちは大学院に行くための塾ですので、入学後も修士論文等の相談でかかわる人は少なくありません。それでも多くの人は、臨床心理士指定大学院に行くことを目標に当塾に来られますので、臨床心理士の資格取得の報は、その目標を達成したということで、私としても格別のうれしさがあります。
一人メールで連絡をいただいた人は、社会人の方で、当時、誰もが知る一流企業で商品開発していました。それより以前から臨床心理士になることを考えてはいたのですが、子どもさんもおられ、そう簡単に決意できることではありませんでしたが、一念発起、すべてをなげうって受験にかけ、当塾に来られました。様々な苦労がありましたが、合格して、入学後もかなり苦労しました。その苦労の一部始終を聞いていたので(例えば指導教授ともめるとか、小さいことも含めて)、よく乗り越えられたなぁと、感慨ひとしおです。私はいつも、「入ってからが大事」「入ってから2年間どれだけ充実させるかが大事」と入ってからの重要性を説きます。大学受験に毒されていると、入ることがゴールだと考えてしまう人は少なくないのですが、大学院は、入ってからのイメージのある人と、ない人とでは、成果は全く異なります。当塾では、それを研究計画に乗せこんで、それぞれの大学院に進んでもらいます。
「イラショナルな思考と戦いながら、それでも意志ある所に道は開けると信じ日々を過ごしてきました。先生とのご縁に心より感謝申し上げます。来春よりCPとしてスタートラインに立ちますが、生涯勉強を重ねて参りたいと思います」
私とのご縁はともかく、素晴らしい言葉だと思います。言えそうでなかなか言えませんし、上っ面では読み手の心に響きません。これだけの言葉で、この人の過ごしてきた数年間が濃縮されていることが手に取るようにわかります。(いくつになっても)このような瑞々しい言葉が言える人は、その後うまくいくと思いますし、苦しいことがあっても乗り越えていけると思います。悔いなき人生を、そして充実した人生を歩んでほしいと心より願います。
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