看護系入試で社会人が問われやすいこと
京都コムニタスは社会人の看護学校受験を手がけていますが、よく小論文が出題されます。看護系小論文の出題パターンは、よく言われていますが、テーマ型問題か課題文型問題になることが多いと言えます。その中でも多いのが、テーマ型で、あるい一定のトピックが与えられます。これに対応するには、
こんな本を見て、幅を広げておくと良いでしょう。今年は、安楽死の問題が出た学校もあります。最新の文藝春秋で橋田壽賀子氏が安楽死を希望する旨を手記にしており、話題になっています。現時点で、この国では安楽死は認められませんので、安直に肯定してはいけませんが、尊厳死との違いを勉強しておくと良いでしょう。その他、環境問題、少子化、高齢化問題など定番問題も相変わらずよく問われます。これは、問題を固定して、社会の変化を見る目があるかどうかが問われていますので、こういった視点も大切にしておく必要があります。
また近年は、健康寿命というフレーズもよく聞きます。これは勉強しておく価値ありです。臓器移植、再生医療、出生前診断など、このあたりも定番の問題になりつつあります。
一方で、「自分」という抽象的テーマについて問われることもあります。「どんな看護師になりたいか?」は重要トピックです。また、今年はアメリカ大統領選挙がありましたので、その点について、小論文で書かせたいという人は多いと思います。また一方で、抽象的なテーマが出ることもあります。最近の流行としては、幸福学というものがあり、純粋な統計学から導くものですが、主観的幸福感については勉強しておく価値ありです。その他、豊かさ、人間らしさなどもよく問われています。
次に、課題文型ですが、これは国語のような問題が出ることもあります。以前の神戸市看護大の3年次編入試験の問題がこのカテゴリーでした。日本語の読解能力が一定以上の水準が求められていたと言えるでしょう。またグラフや表が出ることもあります。これは数字を読む能力、資料に基づいて言葉を作る能力、読み取った数字から、自分の意見を作る能力が問われます。
以上から見ても、ただ、枚数を書けば書けるようになるということはまずありません。しっかり、資料を集め、読み込み、幅広い情報に関心をもっておくことを心がけましょう。
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