小論文対策-新出生前診断の問題
看護学校や助産学校を受験することを希望しておられる方から最近よく受ける質問に「小論文はどうやって書くのですか?」というものがあります。今も対策をしている人がいます。
よく、「小論文の書き方」関係の本はありますが、受験対策を目的とするのか、あるいは論文そのものを書くことを目的とするのかによって、書き方は大幅に変わると考えられます。ただし、いずれにしても絶対に外してはならないポイントがあります。
それは書き手の情報提供意識です。読み手に自分の持つ情報を提供しようと思って書くことです。だから、「提供したい情報なんて何もない」と言っているうちはまだ書くことはできません。他者に提供できる情報を仕入れにいく必要があります。だからその意味で小論文といえども、よく言われることですが、知識が相応に必要ということになります。しかも幅広い知識が
必要ですし、さらに相手が欲しい情報をうまく盛り込む技術も必要です。その意味で小論文は本来、総合力を問う問題としては、便利な側面を持っているものです。
私たちのような受験産業が、受験対策を意識した場合、やはりテクニックも大切になりますから、あまり良くはありませんが、どちらかというと「必要最低限」を意識します。少ない情報をいかにすばらしく見せるかというテクニックにこそ、私たちの腕が問われているように思えてなりません。(本当は良くはないのですが)
受験に限らずという目線に立った場合、小論文は、出されたお題に対して、自分の保有している生の情報を読み手を説得するために、効果的に使うことが要求されます。いずれにしても文章のうまい、ヘタは二の次ということになります。
仮のセッティングをしてみると、(あくまで仮です)
なぜ●●という生物は泳げる上に飛べるのか?
なぜならその羽に他の鳥と比べて特殊な部分があるからである。
羽の証拠1(羽全体の説明)
羽の証拠2(水、陸での機能の説明)
羽の証拠3(水中での強さなど細部の説明)
だから●●という生物は泳げる上に飛べる。今後は羽以外の調査が待たれる。(小論なら)私も調査をしてみたいと考えている。
骨格はこれだけです。ここに文章のうまい、ヘタはあまり関係ないのはわかっていただけると思います。ちなみにこれは合格のポイントではありません。合格を意識した場合、問われるのは証拠の質と量です。これに尽きます。どれだけ説得力のある証拠が出せるか。これが情報提供の中で最も重要な部分であり、合否を左右するポイントです。決して特効薬はありません。
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