合格速報-臨床心理士指定大学院 鳴門教育大学大学院
少し遅れましたが、臨床心理士指定大学院、京都教育大学大学院で合格者が出ています。この方は天才肌と言いますか、いろいろな意味で、やや常人離れした面があり、私としても、自由にさせておくことを意識していました。あまり細かいことを教えたことはほとんどなく、自力に任せるといった方針でした。彼自身も当塾に所属して、あとは可能な限り自力（地力）でやりたいという希望もありました。物腰は柔らかで、出入りしている高校生にも敬語で話し、その人を驚かせていました。学力は抜群に高く、心理学未修者でしたが、一回読めば、全部覚えるのではないかと思えるほどでした。
ただ、時々出る天才発言は、私たち凡人を驚かせるものもあり、「先生、心理学を一通り学んで、満足しちゃいました」はなかなか衝撃的な発言でした。だからなのかどうかはわかりませんが、受験への情熱が低下しており、受験直前は旅に出ると言い残して（何の旅かは知りません）、しばし塾を離れました。京都教育大の受験日には、校門前で会うことができて、一安心と思いきや、「受験するかどうかは、会場に入ってから決めます」とのこと。それでも受験すれば合格するんだろうなぁ、と主任と話していましたが、しっかり合格しました。
今後は、入学するかどうかでまた迷うと思います。私としてはしっかり迷って欲しいと思います。彼には「いっぱしを手にいれろ」と言っています。天賦の才故か、「そこそこ」で満足する傾向があるように思えてなりません。彼も「そこそこ」という言葉にはそれなりに反応します。自分でも理解しているはずです。学問の世界には、天才度でも上には上がいます。今後どの世界に入るかは、もう少し時間をかけて決めたいとのことでしたが、是非、高みを目指して欲しい逸材です。
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