学生のうちにやっておくべきこと
昔から「空想科学」という言い方はあったと思いますが、私も時々授業でこの言い方を使います。厳密な定義は知りませんが(あるのですかね)、授業で言う時には、あまり良いものとしては言いません(当然と言えば当然)。しかし、私は研究に向く人と向かない人というコラムで述べた「研究に向かない人」よりは、優れた研究者だと思っています。このような人は研究者にはなるべきではありませんし、なっても誰からも相手にされないでしょう。だから余計に暴発するのでしょうが。しかし、「空想科学」は素朴な疑問を科学的に真面目に考えているのではないかと思います。アカデミックという世界とは異なりますが、疑問の宝庫です。ゴジラやらウルトラマンを科学的に考えたらどうなるか、ということに真面目に取り組むなんて、研究者からみると、意外にわくわくドキドキです。私などは、大学の授業で、専門科目の一つくらいに、「○○学中の空想科学をクローズアップした講義」なんてあったらいいなぁと思います。実は仏教学は、空想科学の宝庫です。炎肩仏(画像をお見せしたいのですが控えます)なんて言われているものがありますが、ブッダが肩から火を出しているものがあります。そもそも後光がさしています。また双神変などと言われますが、上から下から火や水を出すという、火をつけたいのか消したいのかわからないようなものもあります。法華経だって、ブッダは毛穴から光を出しますし、弟子のアーナンダは、亡くなる時、自分の遺骨の取り合いになったら困るからと、空中で禅定に入って、自らを火葬して、遺骨を飛び散らすなんていう人生最後にして、最大に技を繰り広げるという説もあります。『聖☆おにいさん』はこういった記述をおもしろおかしく描いています。これを伝説、象徴などと言えばそうですが、ここを真面目に科学するという決意は、間違いなく新たな視点を提供してくれます。同じようなことは、他の文系学問でもできそうですし、是非やってほしいところです。もしかすると不謹慎だと言われるかもしれませんが、少なくともおもしろいです。こんな科学があってもいいのではないかなと思うこの頃です。
最後に、空想科学研究所によると、この空想科学がアプリになったそうです。
こちら
私もダウンロードしたいのですが、またもや携帯が壊れてしまい、できていません。回復次第、やってみようかと思います。
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