医療・看護系小論文対策-ベネフィットとリスクを学びましょう
看護大編入入試では小論文が課されることがよくあります。問題で問われやすいことは、基本的には時事的問題が多いことは確かですが、もう少し幅広く構えておく必要があります。重要視しておくべきは、知識の豊富さと、情報提供力といえます。自分の経験を事例として出せるように情報化しておきたいところです。最近おもしろいと思った問題は、表を読む問題ですが、献血で40代の人が増えており、10代が減っているという内容の表に対して、何がわかるか、というものでした。このような表の読み取りに関する問題は増加傾向です。以前、少し触れましたが、エビデンスベースの時代ですので、そういった問題は出やすいと言えるのだと思います。
次に問われやすいことは、やはり、医療者としての適性です。大阪市立大で出たことがありますが、詩が出題され、「心に響いた箇所を指摘し、その理由も出せ」という問題は、様々なポイントで適性が問われています。一つは共感性、もう一つは合理性です。合理的方法で、他者に共感するというのは、決して簡単なことではありません。共感は感覚でするというよりは、根拠を持ってするものだという認識はなかなか習えるものではありません。他人の感情を読み取る能力は、対人援助職者としては必須です。その意味で、近年の看護編入や大学院の問題は、心理学の知識を必要とされることが多く、医療と関連した回答が求められていると言って良いでしょう。例えば自己効力感について書く問題はよく出ますが、医学の知識だけではなく、心理学的観点も欲しいところです。発達理論も勉強しておくべきでしょう。
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