近年最大級の怒り
記号論哲学者であり、小説家でもある巨人・ウンベルト・エーコ氏が亡くなったとのニュースがでました。ちょっとショックを受けました。一般的には『薔薇の名前』で知られている人物かと思います。個人的には『論文作法─調査・研究・執筆の技術と手順』という本に強く影響を受けました。大学生の時に、この本を手にとって、何度も読み返した初めての本です。私の読書人生はこの本から始まったのではないかと思えるくらいです。
また、この本は私の必修の授業の根っこにあるものです。私はこの本を元に必修をイメージしたと言っても過言ではありません。この本は、かつて『知の技法』でもたびたび引用されており、この時代(90年代前半)の論文作法の基本となった本でもありました。その他、私が影響を受けたのは、『完全言語の探求』です。
ノーム・チョムスキーの文法学も衝撃的でしたが、この本はそれともまた全然違った角度から言語について考えさせられます。読み切るのは大変ですが、挑む価値のある一書です。
その他、様々ありすぎるくらいありますが、私にとって、亡くなったことで、寂寥感を感じるような巨人でした。合掌
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